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あいりす ページ9

東京旅行1日目は色んなことがあったよねって
Aに話しかけたけれど
そうでしたっけ、って笑ったAは15歳の時のあどけない笑顔ではなくすこし大人になった笑顔で
変わらず僕の隣で微笑んだ,


「忘れちゃったの? やだなぁ」



「僕が思い出させてあげるからね」


そこにガラガラとドアの音がした
振り向くとぷんちゃんとあおいくん

「白服さん どう?」


「今 Aが15歳の時に静岡から東京に遊びに来た時の話をしてたんだ」



「えっと、、」ぼくの妹が隣で戸惑ってた


「久しぶり。ぷんちゃんだよ」


「こんにちは、ぷんちゃん」


寂しそうにぷんちゃんは私の横に腰かけた

「俺、あおいだよ」


「あおい、、くん、」


「ずっとこんな感じだよ」

コンコンとドアの音がした。 はーいとあおいくんが返事をしてドアを開けた

「またのっくんがお花持ってきた〜!」


「のっくんこれでお花持ってくるの何回目?!」

このお花はアイリスって言って 燃える想いとか希望っていう花言葉があんねん。だからいいの と窓の傍にある花瓶のお花を変え始める


「希望・・・か、」




「お兄さん さっきと違うお話して」




「お兄さんのお話聞いてるとものすごくワクワクするの」

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作者名:むらさきちゃん. | 作成日時:2020年3月5日 23時

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