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久しぶりに来たショッピングモール。
来たのはいいものの…
「何をしようか。」
「見てA!あの女性、心中してくれそうじゃない?」
昨日の対応は夢だったのかと思ってしまう程、正常運転に戻っている兄。
「人様に迷惑かけないの。」
そう云うと兄ははぁい、と納得がいかないといった顔で返事をした。
「何か欲しいものはないのかい?」
「家。」
「無理があるねぇ。」
適当にお店を回っていると、ふと帽子屋さんを見つけた。
中に入れば、中也さんに似合いそうな帽子が飾られていた。
__って、逢って間もない奴に
────────────────────
「……」
Aは帽子屋を見つけるなり、吸い込まれる様に店内に入った。
そして、如何にもあの蛞蝓が好きそうな防止の前で止まった。
あの蛞蝓に私の世界一大切な妹を渡したくないという思いと、Aが惚れたのなら…という思いが葛藤する。
Aは少し哀しい顔をして店を出た。
「中也に、買いたかったんじゃないの。」
私がそう云えば
「次はいつ逢えるかわからないし、やめておく。」
Aに気づかれないようにそっと溜息を吐いた。
__妹が可愛い。
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雫(プロフ) - 完結おめでとうございます!中也さん……告白の2度目は駄目!夢主ちゃんが恥ずか死するでしょ!……二度目はなくってy(殴 (2018年3月6日 22時) (レス) id: 198a7174c6 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 完結おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。中也の一途な想いと太宰の妹思いにグッときました。 (2018年3月6日 22時) (レス) id: 4734fa3f05 (このIDを非表示/違反報告)
あゆめ - 凄い!すっごく面白かったです!!太宰さんと中也が特に好きなのでサイコーです!!!!!これからも楽しんで書いてくださいね!楽しみにしてます! (2018年3月6日 18時) (レス) id: 3a15ce23fb (このIDを非表示/違反報告)
ハニトン!(別垢)(プロフ) - え…?神……? (2018年3月5日 3時) (レス) id: baf5146a2f (このIDを非表示/違反報告)
にちか(プロフ) - すーがくさん» ありがとうございます! 早くも半分を過ぎましたが、続編も考えておりますので、これからもよろしくお願いします!! (2018年2月28日 20時) (レス) id: e7372affb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にちか x他1人 | 作成日時:2018年2月25日 20時