ねこ【爆豪勝己】 (ページ4)

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くそかみページ4

ドタドタドタと荒々しく家に駆け込んでくる赤い髪の男の人

ホットミルクを飲む私たちを見て間抜けな顔をした

切島「おい、A見つかったのか！！」

おいおい探したんだぞ！と肩をグワングワンと揺らされる

爆豪「おい、きりし」

「あの、」

肩を揺らす手の上に重ねて手を置いた

「だれですか？」

切島「……え？」

「え、あの…」

知り合いだっけ、と頑張って記憶を戻そうとしても何も思い出せない

分かるんだけど思い出せない、けど検索するのも負けた気がする

そんな感じだ

切島「は、え？高校で、仲間だったじゃねえかよ…！」

爆豪「切島

ちょっと話すぞ」

切島「、おう」

名残惜しそうに私の肩から手を離して、彼の後ろについて行った

私は名前は覚えている
年齢も

だけどそれっきりで、あとは何も…

あ、高校のことも覚えてる

だけど高校のことを思い出そうとすれば頭にモヤがかかった

ホットミルクをちまちま飲んで、飲み終わる頃に2人は寝室から出てきた

赤い髪の人が私の隣に座る

切島「さっきはごめんな、切島鋭児郎だ！」

よろしく、と頭にポンと手を置いた
…彼の周りは頭を撫でる人が多いんだな

「よろしくお願いします」

切島「タメでいいって、俺ら同い年だから」

「わかった、よろしくね

えいちゃん」

切島「…え、」

「ダメだった？」

切島「いや、ダメじゃねえけど…」

よかった、と呟いて正面を向く

「お名前聞いてもいいですか？」

爆豪「…爆豪勝己」

「かつき」

爆豪「あ？」

「あれ、なんか、口が勝手に…」

そう言うと彼らは顔を見合せた