ねこ【爆豪勝己】 (ページ3)

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ほっとみるくページ3

爆豪「飲め」

コトン、と差し出されたホットミルク

これじゃあまるで、完全に拾われた猫みたいじゃないか

「ありがとうございます」

コクコクと飲む
独特な甘さ

「はちみつ…？」

爆豪「美味いか」

「美味いです」

当たり前だ、と彼は満足そうに鼻を鳴らした

「…あの、私のこと拾ってくれたんですか」

爆豪「…ア？」

「いや、家に連れて帰ってくれたから」

違いますか？と聞く

彼は何か言いたげに頭をかいた

爆豪「…ほんとに、覚えてねえのな」

「え？」

こっちの話、とぽんと頭に手を乗せた

爆豪「お前家無いんだろ。家見つかるまでここにいていい」

「…お日様みたいに笑うんですね」

爆豪「は？…あぁ、昔言われたことがある」

彼もほっとみるくに口をつける

さっきまで美味しかったはずのホットミルクがなんだか苦くなった気がした