again ページ6
______
「______するとお姫様は、騎士の腰にかけられた銃を手に取って自分の頭に当て、
最後に、愛してると告げてお姫様は引き金を引きました」
白布「でもそれ、騎士の人だけ取り残されるってこと?
普通に可哀想じゃねえの」
「うーん………あっ、騎士の人もその後同じ銃で死んじゃったんだって
来世で一緒になれますように、って祈って」
白布「怖。なんてもの見てるんだよ」
「ロマンチックじゃん」
眉を顰める白布横目に、携帯の電源を落としてIH予選決勝前のボール出しに向かう
白布「結局、ゼラニウムの花言葉ってなんなんだろうな」
「あ〜確かに。
でも好きな人に送るくらいなんだから…わっ、」
よそ見しながら歩いていたら、向かい側からきた人の肩に思いっきりぶつかる
指に通していたテーピングがコロコロと床を転がっていった
「わ、待って〜」
コツン、とぶつかった人の足元で止まってそれをゆっくり持ち上げ、差し出される
岩泉「ん」
「ありがとうございま………」
背中と前に大きく書かれた4番の文字
つんつんした黒髪にキリッとした目元
初めて会うはずなのに、どこか懐かしい感覚がして
「…あの、」
岩泉「なあ、もしかして」
どこかで会ったこと、ありますか______?
総合体育の入口で、ゼラニウムが風に揺れた
end
エースナンバ〜と言えば岩ちゃんでした( ◜௰◝ )
次は多分宮侑書きます最推し
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←r
26人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イオリ | 作成日時:2020年7月24日 23時