ひゃくにー ページ1
ルフィの船、サウザンド·サニー号に乗せて貰うことになってから何日たったのだろう。
サンジとは一緒に料理を作り、チョッパー、ルフィ、ウソップとは魚釣り。ナミとミカン畑の世話をし、ロビンとは歴史やクロコダイルの事で話が盛り上がり、フランキーとは船の改良案を出し合う。こうして並べてみると、滅茶苦茶なじんでないか？俺。
その中でも一番予想外だったのは、剣士馬鹿のゾロに、ちょっと前ぼろっと溢したミホークとの話を追求され俺が刀も使うと白状させられ、1日一回手合わせをした後一緒に昼寝をする仲にまでなったことだ。テメェ初めの警戒心どこに捨ててきやがった。
今日もノルマの一戦を終えウトウトしていると、窓のそばにいたゾロが何かに気づいたようで一味に呼び掛けた。
「海に何か浮いてるぞ」
見るとそれは樽で、ルフィ達はお宝かと引っ張り上げた。
「残念、お酒と保存食よ」
ナミから宝ではないと否定されたものの、酒のために樽は開けることになったらしい。……何だろう、凄く嫌な予感がする。
『待て、一旦開けるのはやめ…』
「よし開いた」
ルフィこらーーーッ！！
開けた瞬間に何かがうち上がったと思うと、頭上で真っ赤な光を発した。発光弾だ。何か大事件が起こるフラグですね、分かります。だって主人公いるもんな。
そして図ったかのように来る大嵐。優秀な航海士と船大工のお陰でそれは問題なかったのだが、嵐を抜けた先が大問題だった。
「魔の三角地帯、何もかも謎に消える怪奇の海だ…！」
………なんか、どっかで聞いたことあるような。
魔の三角地帯という単語をどこで聞いたのだったか思い出そうとしたら、一味の悲鳴がそれを阻んだ。
「「「出たァ〜！！ゴースト船〜！！！」」」
うっすらヨホホホ〜という歌声が聞こえてくるおんぼろ船をじっくり見ると、骸骨が1体優雅に紅茶のカップを傾けていた。
『あの紅茶どうなってるんだろ。下にこぼれてる様子もないし…』
「真っ先に気にするとこかーー！！」
「もうちょっと別の反応あったでしょ！！」
いや、確かに動いて歌う骸骨は不気味だけど、生憎お化け程度で怖がる時期は過ぎたんだよ。俺を本気で怖がらせたかったら奇術師でも連れて来……やっぱこの話は止めておこう。出るわけ無いのにわいて出そうだ。
「うっひょー！すげー！動くガイコツ！！」
「ルフィの方も反応可笑しいだろ！」
「流石姉弟、てところかしら」
心外な、俺はルフィほど常識から外れてないぞ。
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いな九尾(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。別サイトで更新と言うことはこちらでは更新しないんですか？とても面白いので出来れば更新して欲しいです！ (8月31日 15時) (
レス) id: 106768cb53 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年6月3日 3時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
えれふ(プロフ) - ミリアさん» 返信が遅くなり申し訳ありません！リクありがとうございます！これからぼちぼちと再開していけたらと思っているのでよろしくお願いします！ (2020年7月19日 0時) (レス) id: a5c0c29606 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ビッグマムの娘版のヒソカ話凄く良かったです。この話の続きが出来たらお願いします。今後も応援してます。 (2020年3月4日 18時) (レス) id: 06ea196f74 (このIDを非表示/違反報告)
えれふ(プロフ) - 瑠璃さん» 最近あまり出してなかったにもかかわらず、見ていただいてありがとうございます！リクも嬉しいです！是非書かせていただきます！これからはもう少しコンスタントに出せるように頑張ります！ (2020年2月25日 19時) (レス) id: a5c0c29606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えれふ | 作成日時：2019年7月25日 7時
