I'm totally into you. 11 ページ11
部屋のベッドに寝転がって考えた。
兄は、誰に恋をしたのか。
もしかすると、その人は人間かもしれない。
国が、人間の近くにいることは許されないのだ。
例えば、兄が可愛がっているぽちくん。
ぽちくんは昔からずっと一緒に暮らしている。
そう、寿命が来ないのだ。
何故なら、時間の軸がずれてしまっているから。
私たち国の傍に居るものは、時間の軸がずれてしまって、死んだりしなくなってしまう。
それをわかっている国は人間を自分の傍に置いたりしない。
「兄様も、失恋したのか」
兄の言う通りだ。
世の中、何人もの人が失恋しているのに、私はフラれるのが怖いとか、勘違いされて悲しいとか、何を言っているのだろう。
ウジウジしすぎではないか。
「あーもー!ウジウジするな!」
足をジタバタさせる。
「よし、頑張ろう。」
胸に手を当てて、深呼吸をした。
アーサー、必ず振り向かせて見せるから。
──
わああ、お気に入りと評価ありがとうございます!!スパシーバ!!
嬉しい限りです。
本当にありがとうございます!!
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作者名:みずき@佐香智久くんlove | 作成日時:2017年1月4日 22時