ヒロイン (ページ10)

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クラスメイトは優しく、
いつもと変わることはなかった。

一番仲のいい友達と昼休みにお弁当を食べていると

「Aはどっちにするの？」

と聞かれて私はなんのことを言ってるのか
分からず、聞き返すと

「私がいうことじゃないか、そのうち分かるよ」

と教えてくれなかった。

優太「わー卵焼き！もーらい！」

と後ろから手が伸びてきて

私の大好きな卵焼きが取られた。

最後に残しておいたのに！

『なにすんの！最後に食べようと思ってたのに！』

と言おうと口を開けると甘い味が口に広がった

優太「この前のお詫び。

前ここのドーナツ好きって言ってたよな？」

『え、あ、うんありがとう？』

優太「なんで疑問系なんだよ(笑)！

あ、一口かじったけどそれで許して」

『は！？何してんの！？』

優太「わりーわりー！

おいしそうだったからつい！」

と心のこもってない謝罪をする岸に
私の友達は

「関節キスじゃん」

と的確なツッコミをいれると

優太「ば！！！そんなつもりじゃねえから！！！」

と言って耳まで赤くしてる

つられて私まで赤くなっていると

持っていたドーナツに顔が近づいてきて

廉「うんま！！」

と叫んでる、、、って！

『ちょっと！廉までなにしてんの！』

廉「関節キスくらいでピュアやな～

この前二人でもっと激しいことしたやん♡」

優太「は！！！！？お前らってそういう関係なの？」

『してない！！！廉適当なこと言わないでって！』

廉「Wi〇スポーツな

Aちゃん昼間からいやらしい♡」

『あーうざ！』

優太「なんだよかった～」

よかったってなんでだろう

岸は私には興味ないはずなのに

こういうところで変に期待してしまう。