＃１０:俺が悪かった。 ページ11
きりやん視点
Aちゃん………
俺のせいで、…
俺のせいだ。
俺がAちゃんにターゲットを移しちゃった…
どうしよう、
どうしたらいいの…？
『きりやん？どうしたの？』
ごめん…ごめんなさい！
Aちゃん………
『きりやんってばー』
na「どしたの？」
kr「あ、いや………
あのさ…Aちゃん……」
『？？？』
kr「いじめられてるよね……俺のせいで……
Aちゃんがいじめられるんだったら、俺がいじめられるよ。」
『は…は？いじめられてないよ？』
強がっているものの、頬はひきつり、両手は小刻みに震えていた。
『大丈夫だよ〜』
kr「そんなの嘘だ……
だって俺みたもん………Aちゃんが…
Aちゃんの下駄箱の中に…ﾋｸﾞｯ…ごめんｯ…なさｧｯ…いっ……」
『だ、大丈夫だよ。泣かないで？』
kr「俺のせいで……Aちゃんはｯ…苦しんでるｯ…」
『苦しんでないよ。大丈夫。』
kr「ううぇっ……ｸﾞｽｯ…ｴｯ…ｳｯ……」
ー ずっと我慢していた涙だった。
その雫はツーッと頬を伝い、地面にポタポタと落ちた。
ー
kr「……ただいま」
母「は？帰ってきたの？帰ってくんなって言ったじゃん。」
父「あぁ？お前、またこいつを学校に行かせたのか？」
母「まぁ、邪魔だしね。」
父「それは同意するが、コイツに払う金はねぇよ。」
kr「……」
父「おい。」
kr「は、はい…。」
父「「「死ねよ。」」」
kr「ｯ！？」
母「早くこの家から出ていきなさい。」
kr「…わかりました」
ー
俺はなんとなく近くの公園に来た。
ここではブランコやシーソーから子供が落ちて死ぬ事件が何回かあった為、誰もいなかった。
はぁ。
どうしたらいいのかな？
俺の方こそ………
やっぱり、いじめっ子たちを道連れにして死のうかな？
そしたらAちゃんもいじめられなくなるし。
一件落着じゃん。
ははっ……
(なぎさより)
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クルイ@SOS同盟 - 好きです！更新頑張ってください！ (2021年10月24日 23時) (
レス) @page19 id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
よる - え、好きです。頑張ってください！！ (2020年5月9日 10時) (レス) id: cfc7f860ee (このIDを非表示/違反報告)
天音 - じゃぁ、お願いします！いつも楽しく読ませてもらっています！！ (2020年2月5日 20時) (レス) id: 765930ff47 (このIDを非表示/違反報告)
春輝 - 僕はいいですよ。 (2020年2月4日 23時) (レス) id: 9ba3d8429d (このIDを非表示/違反報告)
天音 - ここにいるメンバーだけで良いですか？「決意」消しても良いですか？ (2020年2月4日 21時) (レス) id: 765930ff47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉沙姫天音/作品を見てくださっている皆様 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年11月24日 13時
