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ちょうだい 3 ページ4
及川side
『やっぱり吸血鬼だったんですね』
「大正解」
壁に寄りかかりながら話をする俺とAちゃん
『今まで来た生贄たちはどうしたんですか』
「みーんな逃げ出しちゃった」
『…そうですか』
予想どおりの応えだったのか、それとも全然違うものでビックリしたのか
どちらにせよ反応は薄かった
『さっきの質問ですが鍵を開けようとしただけで逃げ出そうなんて思ってません』
「へぇ?嘘つきにはしつけが必要だね」
ベットに少し乱暴に押し倒してゆっくり首筋をなぞる
『……』
「抵抗しないの?」
もっと乱れた姿が見たかったのにな
『抵抗してもどうせ敵いはしません』
「へぇ………」
俺はゆっくりAちゃんの首に顔をうずめる
ピクッと多少の反応はしたけど、それだけで終わってしまった
「甘い匂い……美味しそうだね」
『やるならさっさとして下さい』
強気な女の子は嫌いじゃない
だから俺はそこでやめた
『やめるんですか』
「みんなに紹介してからゆっくり頂くよ。じゃないと怒られそうだからね」
それだけ言って俺は部屋を出た
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