18話 ページ18
手越side:
Aちゃん、君は何に怯えてるの?何があったの?君の過去、教えてほしい…。
いつものテンションでスタジオに入れば、Aちゃんがこっちを見て、肩をものすごく震わせてスタジオの片隅に行ってしまった。何かやった心当たりはなくて、シゲに事情を聞けば納得。とりあえず、スタッフさんには、メンバーの体調が良くないとだけ伝えて、中止にしてもらった。
小山:「A、今日は帰ろ?」
A:「やだ。なんでそんなことするの?私が使えないから?」
小山:「そうじゃないよ。でも、今のAにレッスンはできない。自分でも気付いてるでしょ?今日はもう厳しいって」
そういうと泣き出しちゃった…w 完全に心の整理ができてない。小山さんは怖くなくなったのかな?
まっすーはみんなの荷物を整理し始めて、シゲはAちゃんに近づいてった。小山さんは車を回しに行って、俺はマネに連絡を入れた。それで、Aちゃんの家には俺らが送ることを決行した。 今の状態じゃ、マネが大変だよね。ってなってね。
加藤:「怖くないよ。A、帰ろ?」
A:「あたしは、、悪い子だから…ヒクッ」
加藤:「大丈夫だよ。Aは強い子だし、何にも悪いことしてない。」
A:「迷惑、、かけてる」
増田:「ねぇ、A。例えば、手越が辛い時、迷惑だって、邪魔だなって思う?」
俺の居場所がないことに気付いてくれたまっすーが自然と俺に気を使ってくれた。ありがとうね。
A:「そんなこと、、ヒクッ、ない。」
増田:「同じだよ?俺らもAが苦しんでるなら、なんで苦しんでるのか知りたい。5人で乗り越えていきたい。ダメかな?」
A:「私…、、、。ヒクッ」
「ほーら、泣かないの。みんなで慶ちゃんのお家行こ?」
小山:「なんで俺ん家なんだよぉー」
「あら、いたの?w」
小山:「いました」
「いいよね?(ˊo̴̶̷̤⌄o̴̶̷̤ˋ)」
小山:「汚すなよ…?」
それで俺の一言で慶ちゃんのお家に行くことが決まった。まだ、何か、怖いものがあるのかな?今度は完全にシゲにくっついて離れられないみたい。シゲが動けば、一緒に行くし、完全に幼児化しちゃった…w 慶ちゃんのお家でシゲがご飯作ってる時は、まっすーにくっついてる。俺と小山のとこには来ようとしないし、来させない。2人して悲しくて、悲劇のヒロインの顔でシゲに顔を向ければ、
加藤:「まあ、一日の辛抱じゃない?w」
って笑ってた。くそ〜…。
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作者名:夢見 | 作成日時:2020年9月20日 11時