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早起きは三文の徳※占い師ページ2

いつも朝に弱い私が何故か今日は早く目が覚め
てしまった。特にやる事もないので食堂に向か
おうと思いドアを開けた。そこには占い師事、イライさんが立っていた。

「おはようA。今日は早起きさんだね」

『おはようございます。イライさん。今日は早く目が覚めてしまったもので…』

「ところでどこに行くつもりなんだい？」

『特にやる事もないので食堂に行こうかと…』

「なら僕も着いていこう。」

こうして何故だかあまり話さないイライさんと
食堂に行くことになった。朝が早いということ
もあり食堂には私とイライさん以外誰も居なく
シーンと静まっていた。

「何か軽食でも作ろう」

とイライさんが言うので手伝おうとしたら

「君は座って待っていて大丈夫」

と言われたので大人しく座ってる事にした。

少し経つとサンドイッチと飲み物を持ってイラ
イさんが来た。そこで疑問に思っていた事を聞いてみることにした。

『何故あまり親しくもない私と食堂に来てしかも軽食まで作ってくれたんですか？』

イライさんはうーんと悩む素振りをしてから口
を開いた

「好きな子と一緒にいれるいい口実だと思ったからかな？」

『ん？』

「君と一緒に居たいからさ」

そう言うと僕の気持ちを少しは理解してくれた
かな？と言い立ち去ってしまった。

恋愛経験のない私は頭がごちゃごちゃになりながらこう叫んだ。

『早起きは三文の徳とか言うけど早起きは私には早すぎた…!!!!!!!!』

これからイライさんとどう接すればいいのか頭を抱えるAが仲間によって食堂で発見されそれを遠目で見てたイライさんは随分機嫌が良かったそうです。