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「君たちは3人、相手チームは2人。なかなかに不利だろう」
オールマイトは今建物の中に移動中の敵、つまり三奈ちゃんと青山さんを指で指した。
まさか三奈ちゃんと対決することになるとは…初め知った時はちょっとショックだった。友達とかと戦うのとかはやっぱり嫌だ。出来れば応援したいのに。とはいっても、ちゃんとしなきゃいけないから。という葛藤で頭がパンクしそうになる。
「3人だからちょっとは楽になるかな〜って思ったのに…」
上鳴電気は口を尖らせながらそう呟いた。
「おい」
「あはは」
落胆している上鳴電気の横にいる響香ちゃんは膝でつついている。共感した節があったので何も言えないので、私はただ笑った。
「ゴホン…」
オールマイトのわかりやすい咳払いに私たちはビシッと姿勢を正す。
「…君たちには『ペナルティー』として
このチーム内で1人、個性の使用及び、敵の捕獲禁止を言い渡す！」
「それって、1人オニモツになるってこと？」
「そういうことだな、誰がこれを受けるかは選べるぞ」
「それって1人だけ訓練にならなくないんじゃ…成績はどうなるんですか？」
「大丈夫だ耳郎少年！！そこらへんも考えている！いい感じにやるから！安心してくれ」
「あの…」
「ん？どうした風間少年？」
「私も質問した方がいいですか…？」
「大丈夫！質問は義務じゃない！」
オールマイトはサムズアップをして白い歯をにこりと出した。
「で、誰が受けるんだ？」
オールマイトにそう言われて互いに顔を見合わせる。
「私は索敵できるから、できれば残りたい」
「俺は…うーん…微妙。風間さんは？」
「私は……」
受験の時を思い出す。私の個性は集中してじわじわと相手を落としていくというところに長けているけど、いかんせん対人戦には向いてない。第一戦目を見ている感じ、展開が早かったし…正直、自信がなくなってしまったところもある。ここは私がペナルティーを受けるのが妥当だな。
「…私…が受けます」
____それで今に至る…
「この階にはいないけど…あの2人は核を守るタイプじゃないと思うんだよね…」
私は2人が堅実に核を守っているところを想像できないことに驚く。
「確かに、芦戸と青山だからな〜」
「まぁ…単なる憶測だけど_____」
そこまで言った響香ちゃんは、指しているイヤホンジャックに意識を集中させている。
「__多分こっちに向かって移動してる」
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スパゲッティ(プロフ) - もりさんへ コメントありがとうございます！！！！！そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！！！末長く見守ってください！！！ (1月1日 12時) (
レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
もり - 面白いです！更新待ってます！！ (12月31日 22時) (レス) @page43 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - 美音さんへ コメントありがとうございます！！！！復活したので、これからモリモリ頑張ります！！！ (12月7日 15時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - 更新頑張ってください！！！！応援してます (12月4日 9時) (レス) @page42 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - しんどぇさんへ ありがとうございます！！！！お陰でようやく次の話かけました！！！！ (9月2日 18時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2023年5月13日 23時
