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「よし、みんな！あっちで講評するから集まってくれ！」
私達は指示に従って、ゾロゾロと移動し出した。
歩いている途中チラリと爆豪さんの方を見ると、その場から動かないまま俯いて、オールマイトに手を置かれた肩を少し触っていた。
私はその姿がやけに哀しく思えて、すぐに目を背けてしまった。
「さて、講評の時間だ！勝者は『ヒーローチーム』だったわけだが…今戦のベストは飯田少年だ！」
そう言われた飯田さんは驚いて肩をビクンとさせる。
「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの？」
確かに。けど、お茶子ちゃんの弱点とか突いてたし…思い返してみれば1番彼がまともだった気がする。
「ん〜そうだなあ〜何故だろうなあ〜？わかる人！！？」
オールマイトは手を挙げながら周りを見渡す。
私はサッと視線を合わせまいと右下の石ころを見た。
授業では手を極力挙げないし、当てられたくない主義の私が気配を消す時に使う作戦の一つ。
すぐに実行できるが、最近では目を逸らした人を当てるという残酷な先生だと意味がなかったりもするため最近では使えない手法だ。まぁ…No. 1ヒーローはそんなことしないだろう…
「はい！オールマイト先生」
一気に視線を集めたのは百ちゃんだ。
石ころの角張った部分から百ちゃんの女の子らしい柔らかな輪郭に目がいく。いけないいけない…
「それは飯田さんが一番状況設定に順応していたからです」
百ちゃんは息を深く吸い込み_____
「爆豪さんの行動は戦闘を見た限り私怨丸出しの独断。そして、先程先生が仰っていた通り、屋内での大規模攻撃は愚策で____(以下省略)」
を言い切った。
圧倒的な情報量とその情報の明確さ鋭さ。とても同級生とは思えない。
さっきまであんなことを考えていた私の背中はだんだんと小さくなっていく…
「ま、まあ、飯田少年もまだ固すぎる節はあったりするわけだが…まあ…正解だよ、くう〜」
「常に下学上達。一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので」
百ちゃんイケメンッ！！！！！！！！
たかぶる感情が目を大きくさせて、その眼球に太陽の光を目一杯反射してキラキラと輝かせた。
その眼に気づいた百ちゃんは少し驚いた様子だったけれど、軽く会釈してくれた。
百ちゃんっっっっっ！！！！！！！！
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スパゲッティ(プロフ) - もりさんへ コメントありがとうございます！！！！！そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！！！末長く見守ってください！！！ (1月1日 12時) (
レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
もり - 面白いです！更新待ってます！！ (12月31日 22時) (レス) @page43 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - 美音さんへ コメントありがとうございます！！！！復活したので、これからモリモリ頑張ります！！！ (12月7日 15時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - 更新頑張ってください！！！！応援してます (12月4日 9時) (レス) @page42 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - しんどぇさんへ ありがとうございます！！！！お陰でようやく次の話かけました！！！！ (9月2日 18時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2023年5月13日 23時
