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私は、これを機に『私は風で包み込む→そのまま圧縮させる→破壊する』という作戦に変更した。
横取りもされにくいし、確実に仕留められる。
さっきの倍大変だが、アドレナリンが出て、いつもより力が湧き上がる。
絶対あいつには勝ってやる。よくも私のポイントを取りやがったな。…いや、勝つのは無理か…
さっきまで掲げていた目標とは少し趣旨が変わったが、私はそのまま、ボコスカとロボットをやっつけていった。
ゴゴゴゴゴ
「？」
私は、いきなり鳴り出した地鳴りのような音に気付き、その音の方へ振り返る。
「デッカ」
振り返った先には、建物のよりも大きい、どでかいロボットがどでかい破壊音を出しながら進んでいた。
ここからそれなり距離があるんだろうけど、迫力と圧巻のたたずまいに恐怖した。
みんなも『同じ』なのであろう、ドデカロボットの進行方向と真逆に走り出した。
0ポイントだし、逃げる以外に道はない。それは、みんな同じだ。
私もその方向へ走り出した。
バァァン！！！！！！
ドデカロボットが出していた音ではない。そう思った瞬間、私は後ろを振り返り見上げた。
そこに広がった光景は信じられないものだった。
ロボットの顔面が大きく凹んでいたのだ。
ここから見えるくらいの大きな凹みだ。とてつもないパワー型の個性だろう。
誰がやったんだ？
明らかに利のない。この時間に無関係な行動だ。
私は気になり、あたりを見渡した。
何も見えない。
もっと目を凝らすと、人影が見えた。
しかもその人は真っ逆さまに落ちていた。
「え」
あのままじゃ、地面に打ち付けられて…
助けたいが、今時間をロスしている場合じゃない。こんな最中にもポイントを稼いでいる人がいる。
けれど、
私の個性なら、届く。間に合う。
いや、でしゃばって良い結果になったことがない。
私は、息を吸い込み肺にためる。
集中して、標準を定める。
そんなこと考えちゃダメだ。私はヒーローになるのだから、正義感を持たないと…
大体500メートル程だ。しかし、それがわかっても落下スピードが早すぎてイメージが追いつかない。
今更、自由落下ってすごいなとか関係ないものが頭に浮かんだ。
私は頭をふり、その思考を飛ばす。
また、集中したが…やはり、今の技量じゃ助けられない。
そうこうしているうちに、落ちている人は建物の陰で見えなくなってしまい、その後は分からなくなってしまった。
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スパゲッティ(プロフ) - もりさんへ コメントありがとうございます！！！！！そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！！！末長く見守ってください！！！ (1月1日 12時) (
レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
もり - 面白いです！更新待ってます！！ (12月31日 22時) (レス) @page43 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - 美音さんへ コメントありがとうございます！！！！復活したので、これからモリモリ頑張ります！！！ (12月7日 15時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - 更新頑張ってください！！！！応援してます (12月4日 9時) (レス) @page42 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - しんどぇさんへ ありがとうございます！！！！お陰でようやく次の話かけました！！！！ (9月2日 18時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2023年5月13日 23時
