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「まぁ、冗談なんだけど」
「えっ」
低めの「え」が出た。喉の中間くらいから出る音だ。
最近、このことでよく褒められるので自意識過剰になってたみたいだ。
私が言い切る前にネタバラシ(？)をしてくれたお陰で怪我をせずに済んだが、一歩間違えれば上鳴電気を嫌いになっているところだった。
まんまと騙された…私は疑うことを知らない幼稚園児か…
いや、それにしてもなんで私の名前を？
まさか…私と同じで生徒一覧表を暗記している口か！！！！！！
わたしはその瞬間、勝手に上鳴電気に対して親近感が湧いた。これから私の中だけだけど電ちゃんと呼ぼう。そうしよう。
「なんで名前知ってるんですか？」
でも、生徒一覧表を暗記する同志であるというのは私の憶測なので真実を知りたい。私は意気揚々と尋ねた。
「ん？あぁ…それは…」
上鳴さんは遠い目をする。嫌な思い出でもあるかのようだ。
いや、私の名前を知る経緯で嫌な思い出とかないで欲しいんだけども…
「爆豪っていうやついるだろ？やけにツンツンしてるやつ」
爆豪……いやな思い出かもしれない…この人が絡むと大体何かトラブルがある気がする。
「あいつがずっと誰かを……つまり風間さんを見てたから誰を見てるんだろう…って気になってさ」
確かに、あんな殺意むき出しで1人をずっと見てたら流石に気になるよな…
「『誰を見てたんだ？』って聞いたら『風女』って言ったんだ」
風女…相性なのかな…
「『だから誰なんだ？』ってもう一回聞いたら…『風間A』って言ったの。」
ほうほう…
いや、ここまでは普通だな。
何がそんなに嫌だったのだろう？
「んで、俺思わず言ったんだよ
『その…風間さんって人のこと好きなの？』って」
時間が止まった気がした
私はこの瞬間フラグを立てて折るのがうますぎた。
おいおいおいおい、何してくれとんねん
ようやく思考が追いついてきて、サーっと血の気が引いていくのを感じる。
そして再度思う。
本当に何してくれてるの！！！？？？！！
「それで、どうなったの」
響香ちゃんが腕を組みながら聞いた。
確かに気にはなるが、大体予想できる気もする。
「それで…普通に後ろ髪燃やされた」
上鳴電気の野郎は自分の後ろ髪を私たちに見せた。少し焦げているらしく、チリチリになっている。
それは、もう…
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スパゲッティ(プロフ) - もりさんへ コメントありがとうございます！！！！！そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！！！末長く見守ってください！！！ (1月1日 12時) (
レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
もり - 面白いです！更新待ってます！！ (12月31日 22時) (レス) @page43 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - 美音さんへ コメントありがとうございます！！！！復活したので、これからモリモリ頑張ります！！！ (12月7日 15時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - 更新頑張ってください！！！！応援してます (12月4日 9時) (レス) @page42 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - しんどぇさんへ ありがとうございます！！！！お陰でようやく次の話かけました！！！！ (9月2日 18時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2023年5月13日 23時
