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お互いに軽い会釈をする。
初対面の人とは上手く話せない…と思っていたけれど響香ちゃんがいて良かったと、ホッとした。
しかし、不安が残る。
チームでやるのだから絶対に足を引っ張ったり、重荷になってしまうかもしれない。とかそういう不安だ。
そうならないよう勿論最大限の努力はするが、その努力が出しゃばりと取られてしまえばおしまいだ。
私はチームワークという言葉が縁遠いわけではないが、下手くそだ。人の気持ちとかやる気とかそういうものを汲み取る力がない。
「まだ始まらないっぽいし、自己紹介でもする？」
そんなことを考えていると、上鳴さんがトンッと提案してくれた。
そこで私はようやくさっきの会釈からずっと顔が下を向いていたことに気づく。
響香ちゃんはそんな私を心配していたみたいだ。
「Aちゃん、大丈夫？具合悪かったり…する？」
「あ、いや…大丈夫だよ！ちょっと考えててボーッとしてた」
「そっか、ならよかった」
響香ちゃんはホッと息をつく。こんな感じで迷惑かけないようにしないとな…
心の中で反省していると
「なあ、聞いてる？」
と、上鳴さんがおそるおそる尋ねた。
そういえば、響香ちゃんも私もさっきの自己紹介しようっていう提案をフル無視してるな…
「ああ、聞いてる聞いてる。自己紹介でしょ…アンタからやりなよ」
響香ちゃんはハイハイと言わんばかりに冷たくあしらう。
「なんか…扱い…」
私は思わず苦笑いをした。
「まぁ…それじゃあ…俺からやろう！！」
上鳴さんは気を取り直して、ゴホンと軽く咳払いをした。
今更だが…私が一方的に上鳴さんの名前を知っているのにはワケがある。それは生徒一覧表を死ぬ気で覚えたからだ。
…あまり大した理由でもないな。聞かなかったことにして。
「俺の名前は上鳴電気、個性は帯電！よろしく！」
個性は知らなかったので思わずおぉ…っと思う。
帯電…電気が出せるのか…スマホの充電とかできるのかな？
上鳴さんとバチっと目が合う。
次私なのか…
息を吸い、心を決めて喋る。やはり、自己紹介はいつでも緊張する
「私の名前は____「風間A…だっけ？」
「え、」
いきなり割り込まれてドキッとする。なんで私の名前を上鳴さんが知ってるんだろう？
そんな気持ちで見ていると上鳴さんはニヤッと笑った。
「結構有名人だよ」
「え！？」
有名と聞いて、私の中でビビッとくるものがある。
「まさか___」
50メートル走の…
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スパゲッティ(プロフ) - もりさんへ コメントありがとうございます！！！！！そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！！！末長く見守ってください！！！ (1月1日 12時) (
レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
もり - 面白いです！更新待ってます！！ (12月31日 22時) (レス) @page43 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - 美音さんへ コメントありがとうございます！！！！復活したので、これからモリモリ頑張ります！！！ (12月7日 15時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - 更新頑張ってください！！！！応援してます (12月4日 9時) (レス) @page42 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - しんどぇさんへ ありがとうございます！！！！お陰でようやく次の話かけました！！！！ (9月2日 18時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2023年5月13日 23時
