21 ページ22
地球は自転をしている。その速さは凄まじいものだが、私たちはそれを感じずに生活できている。もし、地球が回るのをやめたら、慣性の法則で私たちは壁に打ち付けられて、ペラッペラになるだろう。
そんな、地球は生命が初めて誕生してから何億年と時が経ち今がある。これは、とても素晴らしいことだと私は思う。
いやいや、そんな話は毛一本ほどもしていない。
話を戻そう。
私は、グルグルと思考を巡らせた結果がこちら！！！！！
「なにそれ？」
リアクションが限界値に達して、言おうとしていた言葉は90%が空気になりました。キャパオーバーってやつですね。
「いや、そのままの意味だよ。先生曰く…『合理的虚偽』らしいよ」
そんな私とは裏腹に三奈ちゃんは、また相澤先生のモノマネを混えながら話してくれる。
「え？どういうこと？」
それでも理解できない私の脳みそはシワが一つも無くなったようだ。
「Aさん、わかりやすく…いえ、あまりよろしくない言葉で説明すると…騙されたんですわ」
だまっ…ん？？？？
2人を交互に見る。この動作には全くもって意味はないが、そうしていないと叫びそうだった。「意味わからん」って…というか、今すぐにでも叫びそうだ。
口を思い切り開けると、声が出ない。何故か喉がカラカラだ。
かろうじて出る蚊が鳴くような声で2人に問いかける。
「じゃあ…私はまだここにいれるの？」
2人ともうんうんと頷く。
私はようやく重力に抗い、立ち上がる。
お母さん、お父さん、近所の人。安心してください。
私、不良になりません。
「よかったぁぁぁぁぁぁぁ……」
心も体も『よかった』という思いで埋め尽くされる。本当に安心した。
「もう！さっきから言ってたのに〜」
「ご、ごめん」
三奈ちゃんはご立腹だ。
「こちらも安心しましたわ、ちゃんとわかってくれて」
「あはは、すいません…」
百ちゃんは少し呆れているのか…ほうと息を吐いた。
「じゃあ、Aっちも元気になったところで！行こっか！」
なんやかんやあったが、ようやく私たちは歩み始めた。
私は廊下を歩きながら決意した。
絶対に相澤先生のことを許す訳にはいかない。と。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スパゲッティ(プロフ) - もりさんへ コメントありがとうございます！！！！！そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！！！末長く見守ってください！！！ (1月1日 12時) (
レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
もり - 面白いです！更新待ってます！！ (12月31日 22時) (レス) @page43 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - 美音さんへ コメントありがとうございます！！！！復活したので、これからモリモリ頑張ります！！！ (12月7日 15時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - 更新頑張ってください！！！！応援してます (12月4日 9時) (レス) @page42 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
スパゲッティ(プロフ) - しんどぇさんへ ありがとうございます！！！！お陰でようやく次の話かけました！！！！ (9月2日 18時) (レス) id: b7c2ae5cf5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みかん | 作成日時：2023年5月13日 23時
