4 ページ4
「…あのっさあ！！！何なのイライ！！」
「や？別に私は自分のしたいことをしたのみで」
「てゆうか私に嘘ついたでしょ！イソップ君私の事呼んでたりしなかった！」
「…うん、そうだね」
ジリジリと距離を近づけ、キメ技をかけにいこうとする私に対して、平然と壁によりかかったままのイライ。
この世に生まれてきたことを後悔させてやるよこのやろうううう！！！！
「…あのさあ、○○イソップのこと好きでしょ？」
「好きだよ！すんごい好きなの！」
「私が恋のキューピッドになってやるって言ってるんですよ」
……………………は？？？
「ほら、私天眼でしょ？だからイソップのタイプとかぜーんぶ分かっちゃうんだぞ」
「そ、そんなことしても面白くないし！」
「…………なんて、○○に近づくためのただの口実だったりして？」
ニコッと微笑んで未だに壁によりかかったままのイライを見て、状況が把握できずにいた。
「○○が好きだよ。
…だからさあ、明日からよろしく？」
耳元で囁かれ、意識せずにはいられない。
…いやいやいや、私はイソップ君が好きだし。
イライの最近の行動はよく分かんないんだよな。
…………イソップ君が好き、なんだってば！
＊
「次は試合だぞ○○」
「ああ、そうだった…じゃ行こうかナワーブ」
「○○は私と行く約束を先にしてたからだめ。」
グイッと腕の中で包み込まれる。…いやなんなんなんなんなん、イライくん。
「はァ？？俺と○○の仲に入ってこないで下さりますかァァ？？」
「でも約束…してたのは事実だしこちらとしても譲れないね」
「いや、約束してないし」
「ほら見ろ！○○はお前となんか約束してないってよ！！ざんねーん！！」
今回の試合はイライ・ナワーブ・ウィリアム という謎の構成であった。
「お！○○じゃん、始まるから早く行こーぜ！」
「…ウィリアム」
さあ、楽しい楽しい試合の始まりです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めんへらうさぎ(プロフ) - 今日初めて読んだのですが、すっごく好きです……。奥手なナワーブくん可愛すぎるし、ちょいちょいとおちょくってくるイライくんも可愛かったです…！イソペも可愛くて、とてもいい作品をありがとうございました(＞＜) (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9158c232db (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 名前変えても○○になってます… (2019年6月18日 21時) (レス) id: 1ac6299c65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：5号機ちゃん | 作成日時：2019年6月14日 22時
