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今日の試合は午前に2回。
メンバーは私・トレイシー・エミリー・ナワーブだった。
午後はフリーだったので、優雅にお昼でも過ごしてやろうか。…いや、そんなことしてる暇なんてない。
早くあの自分勝手な気持ちに折り合いを付けなければ。
「…………あら、随分とお悩みのようね」
「…エミリー」
ゲートの前で体育座りをしていた私に優しく触れたのは、本日の試合で一緒のエミリー・ダイアー。
「今朝も美味しいご飯をありがとね」
「ふふ、ありがとう。褒めてもらうのは久しぶりだわ。大抵人と関わるのを避ける方が多いから」
「そうかな？ナワーブとかウィリアムは結構フレンドリーよ？知らんけど」
まあ、二人はかなりの人見知りなんだけど。
「ねぇ○○、そろそろどっちにするか決められたかしら？」
「…どっちって、なに？」
「イソップ君にするのか、イライ君にするのかって言うの。…はたまたナワーブ君？」
ナワーブは無い、無い無い無い無い。
叫びそうになったのを止め、できるだけ平常心で接する。
「まだそういうのとか…さ、わかんないんだよね」
「…へえ、○○ならイライ君じゃない！って思いっきり言うかと思ったんだけど」
ふふふと微笑して、腰のベルトを巻き直すエミリー。
なんだ、私は何かを試されていたのか。
もやもやとした疑問を持ちつつ、ゲームが始まった。
…こんなにうわの空じゃあ、ゲームでも戦犯になってしまうに違いない。
＿＿＿
「＿＿＿＿＿＿＿＿ｯあ、トレイシーちゃん！」
ドン、と後ろ姿を押したがどうやら間に合わなかったらしい、私はその場に座り込んでしまった。
…ハンターは白黒無常だった。
「……うう…あ………ぎ、あ」
「おや、そこの娘を殴ったハズなんですがね…○○さんが釣れましたか」
「………ｯ………痛……、るさい」
「撒き餌をした割には釣れた魚は大きかったですねぇ…いいです、このまま縛り付けてあげましょう」
黒無常に変わって私の事を近くにあったロケットチェアに縛り付けた。
…なんか私、最近みんなの足でまといと化してる気が………
いっそ、もう私の事は助けないでほしい。
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めんへらうさぎ(プロフ) - 今日初めて読んだのですが、すっごく好きです……。奥手なナワーブくん可愛すぎるし、ちょいちょいとおちょくってくるイライくんも可愛かったです…！イソペも可愛くて、とてもいい作品をありがとうございました(＞＜) (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9158c232db (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 名前変えても○○になってます… (2019年6月18日 21時) (レス) id: 1ac6299c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：5号機ちゃん | 作成日時：2019年6月14日 22時
