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2夜 ページ2

僕らは、とある孤児院で出会った。


両親を交通事故で失い、親戚中をたらい回しにされ、最終的に行きついたのがこの孤児院だった。

僕は、凍りつくような悲しさと寂しさで覆われていた。


歓迎会の自己紹介の時に、敦くんは実に目立っていた。

服は薄汚れていて、ずっと俯き、自己紹介の声も小さくて全然聞き取れなかった。
おまけに孤児院のみんなから軽くみられていて、
その目はやるせない悲しみを訴えていた。


第一印象、僕と似ている。


僕の心が人になって出てきたように感じるくらい、
あの時の敦くんは僕に似ていた。


その後の部屋割りで、敦くんと同じ部屋になった。

誰もが憐れむような目で僕を見た。
心の底から余計なお世話だと思った。



「ねぇ、名前何だっけ?」

「…え」


そして、ボソボソと口を動かしたが、やはり全然聞こえない。


「…そう、僕はAだよ。よろしくね」

今なら、はっきり喋ろよって言いたくなるが、その時はどうでもいいと思った。


ろくな会話じゃなかったけど、この時確かに僕は敦くんに惹かれたんだ。

しかし、これから1週間は業務連絡ですら口を聞くことがなかった。

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太宰LOVE(プロフ) - 続き楽しみ 頑張って下さい (2017年5月29日 16時) (レス) id: d0ae358db4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽 - すいません!消えて仕舞ったLethe dianaの方を作り直しました!気が向いたら来てください!パスは同じです! (2017年4月19日 20時) (レス) id: 0df0e9c2a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月27日 18時

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