力＿�� ページ48
アンちゃんの体を見つめた後、見定めたようにAの体を脚から首元までじっと見流していった。
『アンちゃん、行こう』
怖がっているアンの肩を抱き部屋の扉に手をかける。
その時、感じていなあったがオランウータンの視線は明らかにAへと向けられていた。
＊＊＊
シャワーに蛇口を回し、髪を解く。
アン「なんだか、Aお姉ちゃんとシャワーなんてはじめてだからドキドキするよ」
Aは小さく笑うと、アンの髪をタオルで拭った。
アンはおとなしく目をつむって、時々声を漏らす。その姿がどことなく可愛げに見えてAの心を高まらせた。
『わたしもアンちゃんといれて楽しいよ』
アン「Aおねえちゃんが、本当の家族だったらいいのに…」
その時、大きな影がカーテンに映った。
『誰…！』
影からしてみても承太郎ではない、そして花京院君でもない。
それならば誰だろうか。
刹那、カーテンは開かれその姿があらわとなった。
その正体は先ほど織の中にいたはずのオランウータンだった。
オランウータンは狭いシャワー室でゆっくりと距離を縮めていった。
アンを背にAも距離を取る。
シャワーの音だけが木霊した。
静かに、シャワーが排水溝に水たまりを作り慕っていく。
アンはタオルを身にまとうと心配そうな声でAの名を呼んだ。
『アンちゃん、私が隙を作るからそのすきに逃げて』
アン「Aおねえちゃんは…！」
『私は大丈夫よ、心配しないで』
アンは、きゅっと口を結んで目をつむった。
オランウータンはAに手を伸ばしている。
届くまであとわずかの距離
すきを見計らい、Aはシャワーを手に取ってオランウータンの目へ目掛けてる
するとオランウータンは目を押さえ、声を上げて怯んだ。
その時を見計らいAの後ろからタオルを抱えたアンが飛びだす
アンがシャワー室を抜け出たときと同時にオランウータンも目を光らせた。
逆上したのか、オランウータンはAにとびかかろうと腕を広げて牙を見せる。
『きゃｯ！』
壁が崩れる音がした。
一瞬でも遅ければ自分にあたっていただろう。
脚に激痛がはしり、力なく腰から崩れおちその場に倒れむ。
先ほどの足の痛みが再びAを襲う。
力が出なくなったように脚が動かない、オランウータンの顔はAの目の前にあった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神無月 - おぉ！楽しみにしてます！ファイトです！ (2015年5月5日 16時) (
レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
勇者あああああ(プロフ) - 神無月さん» 承太郎いいですよね！！オラオラ系男子作者も好きです！作品数の関係でそろそろパート2いきます！もっと承太郎をだしていきます笑 (2015年5月5日 1時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - めっちゃいいっすねｗ大好きです！更新ファイトです！自分的には承太郎一途ですよｗｗ (2015年5月4日 20時) (レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
独立(プロフ) - あああああさん» 恥ずかしいお( ^ω^ ) (2015年2月24日 18時) (レス) id: 7a0b141737 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ(プロフ) - 独立さん» ( ^ω^ )みるお (2015年2月24日 17時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：勇者あああああ | 作成日時：2014年9月17日 23時
