力＿�� ページ47
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『この船…どこも気味の悪い雰囲気ね。どこか気分転換でもできるところがあるといいんだけど…。』
きょろきょろ、と辺りを見回し船内を彷徨う。
どこを見回しても、狭い道に銀色のざらざらとした壁だ。
アンはAを見上げて、袖に鼻を押し付け自身の臭いを嗅いだ。
アン「うぅっ…、Aお姉ちゃん。あんなことがあって、この服海水でベトベトするよ…」
ふんわりと海水の匂いがAの鼻にも届くほどでかわいそうだ。
『そっか、大変だったもんね。それじゃあシャワールームでも探そっか』
きっと、船の中なんだしどこかしらにあると思うけど……。
Aはアンの手を取ると、「行こっか」と言葉を添え手を引いた。
アン「うん！」
アンちゃんはコクンと頷いた。
なんだか、妹ができたようでとても微笑ましい。
時折見せるアンの笑み、Aといることで恐怖心が和らいでいるのかもしれない
Aも無邪気なアンの姿に、ふふと笑みを見せる。
丁度その時、あのオランウータンのいる部屋の前を通りかかった。
「う、うほっううっ」
オランウータンは鳴き声を少しあげながら、ガタガタ檻の柵を揺らしていた。
『あ、アンちゃん!』
アンはAの手をするりと離し、物珍しそうな様子でオランウータンの元へ歩み寄っていった。Aもその後に続く。
二人が歩み寄ってきたことを確認すると、オランウータンは錠を指さした。
アン「錠を開けてくれって言うの？
だめよ、キーが何処かわからないしアンタおっきいもの」
すると、オランウータンは切ったばかりなのであろう、甘そうな林檎をAに差し出した。
『リンゴくれるの？』
アン「ねえAおねえちゃん…、これはナイフで切ってあるし、切り口がまだ酸化して茶色くなっていない…」
アンのいう通り、リンゴの切り口はまだ変色はしていなかった。
どこにでも売っているあまそうでみずみずしそうなリンゴだ。
『そう考えると不思議ね…。もしかして、さっき誰かに切ってもらったのかな？この船、あなた以外にもだれかいるの？』
Aが疑問を投げかけたとき、
ｼｭﾎﾞっと、オランウータンがマッチに火を着けた。
アンは思わず言葉をもらした様子で、その姿に見入っていた。
アン「あなたずいぶんと頭のいいサルなのね」
次に取り出したのは、ピンナップ本だった。
オランウータンはピンナップの本を読みながら、二人に目をやった。
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神無月 - おぉ！楽しみにしてます！ファイトです！ (2015年5月5日 16時) (
レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
勇者あああああ(プロフ) - 神無月さん» 承太郎いいですよね！！オラオラ系男子作者も好きです！作品数の関係でそろそろパート2いきます！もっと承太郎をだしていきます笑 (2015年5月5日 1時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - めっちゃいいっすねｗ大好きです！更新ファイトです！自分的には承太郎一途ですよｗｗ (2015年5月4日 20時) (レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
独立(プロフ) - あああああさん» 恥ずかしいお( ^ω^ ) (2015年2月24日 18時) (レス) id: 7a0b141737 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ(プロフ) - 独立さん» ( ^ω^ )みるお (2015年2月24日 17時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者あああああ | 作成日時：2014年9月17日 23時
