休寝 ページ44
『アンちゃん、今日はとんだ災難だったね』
アンはちらっと承太郎を横目で確認し、Aの隣に寄った。
アンがAの腕に寄りそう。
まるで妹のように腕へぎゅっと抱きついて、Aの顔を見上げる。
アン「何が何だかわからないけど、アンタ等いったい何者なの」
Aはアンに警戒されないよう優しく微笑む。
『アンちゃんはお父さんに、私達は大切な女性を助けるために旅をしているの』
アン「…ふーん」
疲れたのか、アンはそのままAの腕を離さなかった。
『…寝ちゃった』
今は何時だろうか、日もすっかり落ち空一面に星々がちりのように輝いている。
Aの腕にぴったりと寄り添うアンを起こさないようにそっと髪を撫でる。
一度撫でるだけで髪に着いた潮の匂いが鼻へ届く。
こうしていると波音と共に静かな吐息も聞こえてきた。
花京院「その子には、なるべく危険な目には合わせられないな」
『…うん、そうだね』
Aの前に座る花京院がアンに目を落とし呟いた。
小さな子…
そういえば、前にもこんな事なかったっけ…？
ポルナレフ「っつーか、そいつすっかりAに懐いてんじゃねえか」
アンを指さし退屈そうにしながら、嫌味のように言い放つポルナレフ
Aはポルナレフに視線を上げた。
『ポルナレフさん、アンちゃんを起こさないで上げてくださいね』
人差し指を口に当て、苦笑いを浮かべる。
ポルナレフは頭の後ろを掻きむしり「俺もAの隣で寝てぇよ、たく…」と、小さくつぶやいて全員に顔をそむけるように眠った。
花京院「承太郎もAも少し休んだらどうだい?この先救助までしばらくかかるだろうからね」
承太郎「…ああ、そうだな」
『うん、それじゃあおやすみなさい』
眠気に誘われるがままにAは目を閉ざした
＿＿「それじゃ、またね!A」
＿＿「うん、また」
いつか交わした別れの言葉
あれはいつ頃の事だっただろうか。
＿＿「Aがいてくれる限り、私達も負けたもんじゃないわね」
＿＿「そんなことないよ。皆が頑張ってくれてるだけ」
そういえば何部に入っていたんだっけ。
全国大会に向けてみんな頑張ってたよな…。
＿＿「おねぇ…ちゃん…?」
突き飛ばした腕の先には小さな男の子が小さくつぶやいた。
その声は誰にも届かぬ、Aにしか届かぬ小さな声で
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神無月 - おぉ！楽しみにしてます！ファイトです！ (2015年5月5日 16時) (
レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
勇者あああああ(プロフ) - 神無月さん» 承太郎いいですよね！！オラオラ系男子作者も好きです！作品数の関係でそろそろパート2いきます！もっと承太郎をだしていきます笑 (2015年5月5日 1時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - めっちゃいいっすねｗ大好きです！更新ファイトです！自分的には承太郎一途ですよｗｗ (2015年5月4日 20時) (レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
独立(プロフ) - あああああさん» 恥ずかしいお( ^ω^ ) (2015年2月24日 18時) (レス) id: 7a0b141737 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ(プロフ) - 独立さん» ( ^ω^ )みるお (2015年2月24日 17時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者あああああ | 作成日時：2014年9月17日 23時
