女の子 ページ36
その時、
「オラオラァ!」
海中から飛び出したスタープラチナが危機一髪、その子を助けた。
サメは宙に浮いてドボンと海に落ちていく。
『よかった、助かった‼』
Aは安堵の息をつき、ふっと胸を撫で下ろす。
承太郎は海に飛び込み、女の子を引き上げようと服の胸倉を掴み、引っ張った。
しかし、止まったかと思えば今度はその子の胸に手を当てた。
思わず顔がかっと熱くなり、頬に手を添える。
『承太郎の馬鹿!女の子に何てことを…』
小さく呟いたつもりだったが、どうやらポルナレフやジョースターさんにも聞こえていたようで、皆同じような反応を見せた。
ポルナレフ「へぇー、あいつ男じゃなくて女だったのか」
ジョセフ「なに!女の子じゃと?」
承太郎も気づいた様子で、女の子の帽子を外し投げた。
肩よりも少し長い髪が、海に浸かっている。
承太郎は暫く女の子とやりとりをした後、女の子の腕を掴んで泳ぎ始めた。
すると、突然サメが消えたと思うと、じんわりと海が赤く染まり、真っ二つになった鮫が浮かんできた。
ジョセフ「じょ、承太郎‼下じゃ!海面下から何かが襲ってくるぞ!サメではない凄いスピードだ!承太郎早く船まで戻れ!」
アヴドゥル「だめだ!遠すぎる!!」
花京院「あの距離なら僕に任せろ!!」
花京院は、ハイエロファントで承太郎さんと女の子を引き上げた。
Aは女の子をキャッチする
ポルナレフ「きっ、消えたぞ!スタンドだ!今のはスタンドだ!!」
アブドゥル「海底のスタンド…このアヴドゥル、噂すら聞いたことのないスタンドだ」
『大丈夫?』
女の子はAの問いかけに答えるように小さく頷いた。
Aは、女の子の心を落ち着かせるように水に濡れた髪を撫で立ち上がった。
『さっきのは…?』
ちらっと視線を海に戻す。
浮き輪が無残に切り刻まれていた。
もしあそこに女の子と承太郎がいたら切り刻まれていたのだろう
「なっ、なんだテメーらっ!
よってたかって睨み付けやがって何がなんだがわからねぇがやっ、やるきか!」
女の子はポケットからサバイバルナイフを取り出し、刃先を向けた。
彼女の名前はどうやらアンというらしい。
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神無月 - おぉ!楽しみにしてます!ファイトです! (2015年5月5日 16時) (レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
勇者あああああ(プロフ) - 神無月さん» 承太郎いいですよね!!オラオラ系男子作者も好きです!作品数の関係でそろそろパート2いきます!もっと承太郎をだしていきます笑 (2015年5月5日 1時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - めっちゃいいっすねw大好きです!更新ファイトです!自分的には承太郎一途ですよww (2015年5月4日 20時) (レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
独立(プロフ) - あああああさん» 恥ずかしいお( ^ω^ ) (2015年2月24日 18時) (レス) id: 7a0b141737 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ(プロフ) - 独立さん» ( ^ω^ )みるお (2015年2月24日 17時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勇者あああああ | 作成日時:2014年9月17日 23時