サメ ページ35
「このボンクラがぁ！畜生離せ！」
「こら！静かにしろ！」
船員がその子を押さえ怒鳴っている。
まだ幼げのある顔立ちに、小さな体、きっと１０歳ばかりか。
その子は船員から逃れようと必死に抵抗している。
ジョセフ「おい、どうした
わしら以外の乗客はのせない約束だぞ」
船員「すみません、密航です。
このガキ下の船倉に隠れてやがったんです」
『あんな小さな子が密航？』
アヴドゥルとポルナレフは、何事かと騒ぎの起きている船員達の元に歩み寄る。
「来るなら来い！タマキン蹴り潰してやるぞ！」
船員「このガキ！海上警察につきだしてやる！」
ぐいっと服の襟を掴み上げる。
「えっ！警察⁉」
船員さんが言った言葉に、子供は肩を震わせ、必死に訴えかけた。
「おっ、お願いだ！見逃してくれよ！シンガポールにいる父ちゃんに会いに行くだけなんだ！
なんでもするよ！こきつかってくれよ！」
船員「どうしよっかなぁ？見逃してやろうかなぁ？」
「うう…っ」
船員「…やっぱり駄目だね！やーだよ、取り敢えずキャプテンに報告するから」
その小さな子供は服の袖で涙を拭うと、船員の左腕に噛み付いた。
船員は、悲痛の叫び声をあげ左手首を抑えている。
その子はうしろの柵を乗り越え、海へと飛び込んだ。
ポルナレフ「おほぉっ!飛び込んだぞ!元気良い!」
花京院「ここから陸まで泳ぐ気なのか」
花京院はビーチチェアから立ち上がると甲板の柵から海下を見下ろした。
Aは立ち上がって、甲板に立つと、海を広く見渡した。
ジョセフ「どうする？」
広い海を泳ぐなど無茶なことだ
『どうしよう、あの子溺れちゃうかも…！』
承太郎「ほっときな、泳ぎに自信があるから飛び込んだんだろうよ」
『でも…っ』
承太郎はビーチチェアに座り、目を瞑ったまま言った。
慌てた様子で駆けつけた船員。
「ま、まずいっすよ！このへんの海域はサメが集まっているんだ！」
花京院「これはまずい！」
ジョセフ「おーい小僧‼戻れ!戻るんだー!危険だー!」
ポルナレフ「サメだぞ！サメがいるぞー！」
ポルナレフの言葉にようやく気付いたのか、何事かと後ろを振り返った。
「えっ？うわぁぁぁぁあ！！」
口を大きく開けたサメが子供に襲いかかっている。
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神無月 - おぉ！楽しみにしてます！ファイトです！ (2015年5月5日 16時) (
レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
勇者あああああ(プロフ) - 神無月さん» 承太郎いいですよね！！オラオラ系男子作者も好きです！作品数の関係でそろそろパート2いきます！もっと承太郎をだしていきます笑 (2015年5月5日 1時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - めっちゃいいっすねｗ大好きです！更新ファイトです！自分的には承太郎一途ですよｗｗ (2015年5月4日 20時) (レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
独立(プロフ) - あああああさん» 恥ずかしいお( ^ω^ ) (2015年2月24日 18時) (レス) id: 7a0b141737 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ(プロフ) - 独立さん» ( ^ω^ )みるお (2015年2月24日 17時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者あああああ | 作成日時：2014年9月17日 23時
