存在と尊在 ページ18
暗い書斎、ほのかに灯す炎がゆらゆらと淡くゆれている。
うっすらと灯している書斎の中は薄暗く、何処か恐怖心を与えるようだ。
『…アヴドゥルさん』
彼は本を元の棚に戻すとゆっくりとこちらに振り向いた。
私は小さく息をつくと、胸を抑え彼の元へ歩み寄った
『おしえて下さい、アヴドゥルさん』
アヴドゥル「A、君もホリィさんを見ただろう」
『…はい』
首を縦に振るAをみてアヴドゥルさんは少しの間を開け口を開いた。
アヴドゥル「彼女は君と同じように承太郎のスタンドが見えていた
スタンドがみえる者はスタンド能力を身につけることがある、私の言っていることがわかるなA」
『私も承太郎や花京院君みたいにその…スタンド能力を身につける可能性がある、っていうことですよね』
アヴドゥル「彼女はスタンド能力を制御できるような力を持っていない、しかし女性が誰しもスタンド能力を使えないとは限らないのだ」
彼は小さく頷き、腕を組む。
それは落ち着きを保とうとしているかのようにも見える。
アヴドゥル「我々はこれからDIOの元へ行く、君には私のように危険に合わせられない。だから君はここに残っていてくれるか」
昨日の事が頭の中でフラッシュバックする。
承太郎と花京院君、承太郎が私に逃げるよう告げた。しかしその言葉を聞いていながらも恐怖で、怒りに任せて勝手な行動に出てしまったからだ、そして命を落としかけた。
わがままなど言えない。
私は無言で顔を俯ける。
…だめだ
私が彼等の邪魔になったら、足手まといになってしまったら、皆に迷惑をかけてしまったら、
“ホリィさんを救えない”
『…わたしっ…』
花京院「いえ、その必要はありませんよ」
そのとき扉の方向から彼の声が書斎に響いた。
花京院君はゆっくりとAの元に歩み寄ると、真剣な眼差しで答えた。
花京院「Aも連れて行きましょう。」
アヴドゥル「しかし花京院…」
花京院「Aが一人になったところを彼等が狙ってきたとするならば、話は変わります
スタンド能力を身につける確率が高い彼女を彼等が付け狙うことはあり得なくありません」
アヴドゥルは小さくため息をつくと、再びAに向き直った。
アヴドゥル「…Aはどうしたい」
だがもう答えはわかりきっていると多少呆れながらも二人は小さく笑っていた。
『皆さんと一緒に、お供させていただきます』
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神無月 - おぉ！楽しみにしてます！ファイトです！ (2015年5月5日 16時) (
レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
勇者あああああ(プロフ) - 神無月さん» 承太郎いいですよね！！オラオラ系男子作者も好きです！作品数の関係でそろそろパート2いきます！もっと承太郎をだしていきます笑 (2015年5月5日 1時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - めっちゃいいっすねｗ大好きです！更新ファイトです！自分的には承太郎一途ですよｗｗ (2015年5月4日 20時) (レス) id: 31776b8a67 (このIDを非表示/違反報告)
独立(プロフ) - あああああさん» 恥ずかしいお( ^ω^ ) (2015年2月24日 18時) (レス) id: 7a0b141737 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ(プロフ) - 独立さん» ( ^ω^ )みるお (2015年2月24日 17時) (レス) id: 646252441b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者あああああ | 作成日時：2014年9月17日 23時
