ハイキュー×ボカロ【短編集】

アイネクライネ×影山、菅原 リク ページ5

1年生の影山くん

2年生の私

3年生の菅さん


学年はバラバラだけど、

烏野高校のセッターズです！



私は、もともと女子バレーのセッターだったけど、

手首を怪我してしまって、


セッター以外のポジションが、

なんかはまらなくて、


なんならもう、マネージャーでもしようかと思ったら、

「マネージャーするなら、男子バレーに来てみない？」


清子さんにお願いされたんです！

いやー、断れませんって。


そのまま、トントン拍子でマネージャーに。


そして、セッターということで

影山くん、菅さんと仲良くなり、


そこそこ(校内で)名の知れた、

仲良し3人組になりました！


会えば、バレーの話ばかり。



気づけば10月になっていて、


「春高まで、あと少しっすね。」

「あー、緊張するなー。」


前から、不安に思ってたことを

今日はぶつけてしまった。


「勝っても負けても…。」


あ、やば、泣きそう。

「菅さんたち、もう引退ですよね。」


沈黙がおりる。

やっぱ、みんなさびしいんだ。


私だけじゃないのに…。

「…っ。グスッ……。すいません…。」


すると、柔らかく笑って

「泣くなよ。こんだけ練習したんだ。ただじゃ負けねぇよ！」

「はいっ！絶対勝ちましょう！」

って言ってくれるんだ。




私おかしいのかな、

こんなに幸せで満ち足りてるのに、


…悲しいだなんて。




次の日も2人は何も変わらなかったが、

私はフワフワしてる。


幸せだけど悲しい。

いや、幸せだからこそ悲しいんだ。



石ころにでもなったら、

こんな感情もなくなるだろうか？


あーあ、石ころになりたい。



「A！今日大丈夫か？元気ないけど？」


そんな私も気づいてくれる菅さん。

「あ、すいません！夜更かししちゃって！」


不屈のセッターなんて言われてるけど、

私からみたら、


「そっか？気をつけろよ！」

「はーい！」


お母さんそのものだ。



本当は

引退しないでください、とか

言えたらいいのに。


迷惑かけてしまうし、

そんな無茶できるわけないから、


私は今日も1つ嘘をつく。


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「肉まん食べよーぜ！」

「…中華まん」キラキラ

「あん饅食べたいです！」

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