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透明アンサー×赤葦 ページ1

中学時代




「おい、赤葦!テストどうだった!?」


国語のテストが返された時、クラスの男子が大きな声で言ってきた。


「まぁまぁだよ。」

曖昧な返事をすれば、いつも



「どうせ、100点なんだろ?」


……なら聞くなよ。

そう思いながら席に着く。



___また、100点か。


特に、勉強を頑張った覚えはない。

けど返ってくるテストは、いつも満点。


答えがわかりきってしまって、つまらなく感じる。



「赤葦くん、また100点!?」

テストを覗き込みながら、隣の席の井上が言った。


「ヘェ〜、すごいなぁ」

目をキラキラさせ、こちらを見てくる。


オレがいうのもアレだけど

こいつは頭が非常に悪い。


…多分クラスの最下位を争っていると思う。

なのに


「私、今回のテスト全くわかんなかった!」


こいつは、何時でも笑顔だ。

こんな世の中の何がそんなに面白いのか。



「次、井上っ」

「あ、はーい!」


井上の順番が来たようで、テストを取りに行った。



あ、怒られてる。



そんな時でも、ニコニコ。

いや、ヘラヘラか?


席に着くなりテストを見せて、

「39点!サンキューだった。」


どこでそんな間違えるんだよ。



見てみると、




Qこの時のたかし君の気持ちについて書きなさい。

A悲しくなった



お前の気持ちじゃないし、

てか、丸抜けてるし。



「私、国語苦手なんだって。」

落ち込む様子もなく、また話しかけてきた。


「国語だけじゃないだろ?」


突き放すように言ったのに、



「ばれたかぁ!」

と、笑う井上。



なんで、




なんでそんな



楽しそうに笑うんだよ。


なんで笑顔でいられるんだよ。


===================

「見て!折り鶴、綺麗にできた!」

「…それ、訂正で使うぞ。」

「あ、」

・→



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ソーダ - うわああああ!赤葦くんの透明アンサー最高でした!!貰い泣きしそうでしたああああ! (2016年9月24日 19時) (レス) id: 93a07fca40 (このIDを非表示/違反報告)
霧兎(むう)(プロフ) - 夕陽さん» ありがとうございます! (2016年9月19日 10時) (レス) id: 0a87c5dd6c (このIDを非表示/違反報告)
夕陽(プロフ) - 霧兎(むう)さん» 了解です! (2016年9月19日 9時) (レス) id: e39b122cf2 (このIDを非表示/違反報告)
霧兎(むう)(プロフ) - 夢主は無しの友情系です! (2016年9月19日 9時) (レス) id: 0a87c5dd6c (このIDを非表示/違反報告)
夕陽(プロフ) - 霧兎(むう)さん» 夢主さんもありでいいですか? (2016年9月19日 9時) (レス) id: e39b122cf2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕陽 | 作成日時:2016年9月19日 9時

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