From today I am!! �� ページ24
「紅野とか知らないですよ。大体、そいつどこ高ですか」
「しらばっくれてんじゃねぇぞクソアマ!!」
「東京モンが、なんだって千葉にいんだよ!!」
「いや電車寝過ごして……」
「ァあ！？」
ダメだ。
これじゃあ一方的すぎて話が通じない。
ヤンキー王子似の番長は何も言わず、金髪の男はニヤニヤしているだけだ。
埒が明かない、と軽くため息をつくと、番長が口を開いた。
「紅野とは、面識がないんだな？」
「どんなやつかも知らないんで。女ですか？」
「いや、男だ」
「全然知らないっす」
「……そうか」
どうやら、番長は話が通じるらしい。
Aの説明をちゃんと聞いて、理解してくれた。
しかし、周りはうまくいかないらしい。
「片桐さん、なんでコイツの言うこと聞くんですか！？」
「俺たちゃコイツにひでぇ目合わされて……」
「黙ってろテメェら!!!」
一喝。
それだけで煩わしい喧騒が一気に霧散した。
「東京モンだからって全員がアイツらと関わりあるわけじゃねぇだろ。本人は紅野を知らねぇ、いくら聞いたって意味がねぇ。
やられたのはてめぇらの技量が無いせいだろうが。女一人に負けやがって、てめぇら開久の看板背負ってんのが分かんねぇのか!!!」
「……こわ」
「大方、お前らがいちゃもん付けてやり返されたクチだろ。自業自得だ」
「けど片桐さん!!」
「おい。智司になんか文句あんのか？」
「相良さん……」
とうとう金髪が口を開いた。
先ほどから傍観しているだけだったが、どうやら番長側に回るらしい。
「智司がこう言ってんだ。今回は負けたてめぇらが悪ぃ。
それとも、負けた後でゴチャゴチャ抜かすような往生際の悪い奴らは締められてぇのか？」
「い、いや……」
「そういうわけじゃあ……」
随分萎縮してしまったようだが、結果としてこちらに害はなくなったようなのでよかったとしよう。
ほっと胸を撫で下ろし、そそくさとその場を立ち去ろうとする。
「じゃ、あたしこれで……」
「オイ」
猫背になった隻眼を止める声は、紛れもなく金髪男のもの。
ギギ、と首だけ振り向くと、さらに凶悪な笑みを浮かべて距離を詰める。
「選りすぐりのツッパリを一人でやるたぁ、ねーちゃんなかなかやるじゃねぇか」
「は、はは。それほどでも……」
「なぁ、どうやってこいつらをひっくり返させたんだよ。
俺にも教えてくれや」
前触れのない、左からの拳。
反射的に受け止め、関節を逆向きに蹴り上げた。
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金巻(プロフ) - 浅葱さん» コメントありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ございません。番長とヤンキー王子兄は全くの別人ですので、その辺も楽しみにしていただければと思います！ (2020年2月5日 1時) (
レス) id: cccae685e2 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 片桐と尊人については、顔が似てる別の人、として書かれるのでしょうか……？クロスオーバー楽しみです……!!!!! (2020年1月27日 14時) (レス) id: 31b1d8fc0c (このIDを非表示/違反報告)
佐森まゆー。(プロフ) - 金巻さん» お返事ありがとうございます！急かすつもりは微塵もないので金巻さんのペースで頑張ってください！！m(*_ _)m (2019年5月6日 18時) (レス) id: b25f6d0101 (このIDを非表示/違反報告)
金巻(プロフ) - 雅榴さん» お返事遅れて申し訳ありません。ハイローはいいですよね！プリレジェ、ハイローともに出演されている演者さんにも注目して頂きたいです！ (2019年5月6日 17時) (レス) id: cccae685e2 (このIDを非表示/違反報告)
金巻(プロフ) - 悠子さん» お返事遅れて申し訳ありません。現在下書き中ですので、公開まで今しばらくお待ち下さいませ。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: cccae685e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金巻 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年4月4日 23時
