☆ペンギンと王子様 ページ4
え・・・
固まったまま、二人を凝視していると、気づかれた。
佐久間「っ⁉有馬」
灰崎「何でお前がここに⁉」
瞬間、同じタイミングでズササ・・・と後ずさる。
そして目を見開き、動揺する二人。いや、逆に俺が聞きたいよ。
『お前らこそ何やってんだよ。』
そう聞くと、二人はきょとんとして、お互い顔を見合わせた。
佐久間「灰崎っ⁉」
灰崎「何でお前がここに⁉」
・・・なんかデジャウなんですけど。
何なの？お前ら気づいてなかったの？
『何で真横にいたのに気づかなかったんだよ。』
佐久間「それは・・・ペンギンに夢中で」
どんだけペンギン好きなんだよ。
すると、灰崎が逃げるように話を変えた。
灰崎「お前こそなんで来たんだよ」
『ああ、俺は姉の退院祝いのを選ぼうと思って』
ペンギンコーナーにきたらお前らがいたってことだ。・・・それにしても偶然すぎるだろ。
そう言うと、二人は唖然とした顔になった。
佐久間「有馬がプレゼント・・・」
灰崎「お前にも人の心があったんだな・・・」
信じられない、とでも言いたげな顔だった。・・失敬だな。ってか灰崎には言われたくないんだけど。
『お前らは？』
佐久間「俺は、私用で・・・」
灰崎「俺は入院してる奴に贈るやつを・・」
一緒じゃねえか。
灰崎「そういや、お前姉いたな。」
驚く佐久間に対し、灰崎は納得するようにうなづく。
ああ、そういや灰崎には言ったんだっけ。
雷門対星章の試合後に・・・
『・・・鬼道に伝えといてくれ。俺の姉、桜倉璃子が目を覚ました。フィールドの氷帝が復活するかもってな。』
あのときは宣戦布告の意味もあったけど、灰崎はどう伝えたんだろうか。
『どう言ってた？鬼道』
少し気になりそう聞くと、灰崎は興味なさげに答える。
「・・・よかった。まあ、それでも星章が勝つがな、だとさ」
・・やはり宣戦布告ととったか。そう言ってたってことは、次の試合までに星章はもっと強くなっているはず。
初戦であれほど大敗をきしたチームだ。相当手強いだろう。
タクティスも使ってくるはず。
だから、ちゃんと策を練っておかないとな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
riko(プロフ) - ありがとうございます。頑張ります！フェイはこれからよく出きますよ。気軽に見ていってくださいね。 (2018年11月12日 4時) (
レス) id: 9c0b71dfd3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんあ - 誤字しましたすみません、更新頑張ってください！！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 61adcd57fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆんあ - 初めまして。いつも楽しみに読ませていただいてます！私の推しのフェイがでてきたのでこれからも楽しみです！本当、有馬くんかっこよすぎて！剛人頑張ってください！！！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 61adcd57fe (このIDを非表示/違反報告)
riko(プロフ) - ありがとうございます。読んでコメントしてくれるのを見ると、とても嬉しく思います。精一杯、更新頑張りますので、気軽に見ていってくださいね。 (2018年11月10日 19時) (レス) id: 9c0b71dfd3 (このIDを非表示/違反報告)
愛香 - 初めまして！占ツク開いて色々と見ていたらこの小説のタイトルが目に止まり…読ませてもらいました！桜倉さんカッコイイです…！内容も凄く良いです！これからも頑張って下さい！ (2018年11月10日 17時) (レス) id: b53b3a08f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：riko | 作成日時：2017年10月21日 15時
