坊主との会話 ページ8
百合子が担当でなくて六角テニス部員は、明らかに落ち込んでいた。普通なのは、部長の佐伯さんぐらいだ。特にわかりやすかったのは、やはり坊主である。
昨日はガッツポーズもして、部員全員とハイタッチまでしていたというのに、今は地面と一体化するんじゃないか、というくらい倒れたまま、動かない。
美人がいなくてモチベーションが下がるのはわかる。しかし、合宿はテニス強化が目的なので、やはり練習しないのは何か違うと思う。
よし、注意しよう。
『あの』
私は意を決して、坊主に話しかける。
何だコイツ。とか思われたらどうしよう。そう思いながらドキドキしていると、
坊主は起き上がった。
直後、
「うわああ！」
突然叫び声をあげられ、思わずビクッとなる。
なっ、なんだ・・・？
「あ、すみません。突然人がいて、驚いてしまって」
私も突然叫び声をあげられてびびったんですけど。何だ。私の顔はそんなに恐ろしい顔なのか、坊主よ。
少し腑に落ちないが、驚かせた私も悪いので、一応謝っておく。
『いえ、こちらこそ声もかけず、すみません。あ、用件は練習はキチンとやらないとダメだとダメだと思うんですけど・・・』
「あ、すみません！」
そう言うと、坊主は素直に練習に戻っていった。
・・・ふう、言うこと聞いてくれてよかった。
「あの、もうすぐ休憩・・・」
『っ！ドリンク作ってきます‼』
ヤバイ、私も頑張らないと。
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邑(プロフ) - 完結⁉︎ちょー続き気になるんですが‼︎あ、あと、面白かったです！ (2023年4月4日 0時) (
レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - とっても面白かったです！もしよろしければ、続きを書いていただきたいのですが… (2021年5月6日 1時) (レス) id: 4fb606c628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riko | 作成日時：2019年1月11日 20時
