Episode２ （貴方）side ページ3
私の大好きなお姉ちゃんは図書館で働いている。
『本を狩る』
私の生まれた時代はそんなヘンテコな時代、『正化』。
高校1年生の頃、買いたかった本を目の前で検閲で取られ
泣いて帰ってきた私を見て、お姉ちゃんは本を守る仕事である
『図書隊』に入る事を決めた。
麻子「私、図書隊になるわ。これでもうあいりが泣くことはない時代にしてあげる。」
高校から帰ってきた時、お姉ちゃんの進路相談の紙には
『図書隊』と綺麗な字で書かれていた。
図書隊になる事がどんなに辛く厳しくても、
お姉ちゃんは弱音も吐かずになってくれた。
私はそんなお姉ちゃんが大好きだ。
だから、私も大学は図書隊に入る為の学校を選んだ。
業務部として、カウンターで忙しく働くお姉ちゃんを
見つけて、私は少し笑顔になった。
私のお姉ちゃんは、凄く美人だ。
多分、下手な女優よりも美人だと思う。
艷やかな黒髪を真っ直ぐに伸ばして、美には余念のない
お姉ちゃんは、何人もいる女性達の中で1番綺麗。
だからすぐ見つける事が出来た。
少し笑顔になった私はお姉ちゃんに呼びかけた。
「アッコお姉ちゃん！！」
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エレナ☆(プロフ) - 柊季さんへ コメントありがとうございます！外しました(●｀･ω･)ゞ (2017年4月23日 1時) (
レス) id: c848ba5d8c (このIDを非表示/違反報告)
柊季(プロフ) - オリジナルフラグ外してください (2017年4月20日 14時) (レス) id: 4c080681f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エレナ☆ | 作成日時：2017年4月9日 18時
