どういう事やねん 2【HQ】【宮侑】

31・逃げたい。 ページ31

貴「ドリンクどうぞ！」


ア「助かるわー」


…アラン、先輩…やんな。うん。


貴「…めっちゃ関西弁やん…」


大「アランは1番関西人やからな」


…1番関西人？…なんて言えばええんや…


ア「なんでやねん！関西人に1番も2番もあらへんやろ！」


…大耳先輩、わかる気がします(察し)


貴「あっ、大耳先輩もどうぞ」


大耳先輩に渡した後、北さんにも渡す。


貴「北さん…今日ほんますみません！」


北さんの元まで行って、ガバッと頭を下げる。8分遅刻は結構でかいよな？…ほぼ10分…


北「ええんよ、別に…昨日のこともあるしな」


…昨日のこと…あってよかったー！


…嘘です、昨日は最悪でした。


北「…侑となんかあったんか？」


貴「っえ？！…え？！」


いやなんで2回言った、私…


貴「そんなわけ…な…ぁ……ですか！」


北「どっちかよお分からんけど、侑がめっちゃこっち見て来るから気になってん」


貴「え？侑g＿アッ見てますね」


そない見つめられたら穴空いてまうって…精神的にも物理的にも


貴「ま、まぁ昨日…人生で1番後悔したと思うメール送信した覚えあります」


北「…そんなメール送ったんか」


貴「送ってまいましたね、直視出来ないです、侑のこと。せやのにめっちゃ見てきます」


北「…そのメール気に入ったんちゃう？」


いや、それ余計恥ずかしいやつやないですか


貴「いやほんま恥ずかしいんでやめてくださいよ…泣きたいです」


北「泣きたいのに顔真っ赤やで」


いや、恥ずかしすぎて泣きたいんですって…穴掘ろう、ほんで入ろう。


…その後、速攻でドリンク回収した。


侑「……」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿



咲「…なぁー、いけるー？」


貴「…来世に期待やわ」


マネ業を終え、HRが始まる前の静かな教室で私達だけの声が響く。


咲「どんだけやねん、そない疲れた？」


まだ1時間目すら始まってへんのに…と言われて、うーんと唸った。


貴「…寝たい」


咲「…ここ教室やし誰もおらんしええんちゃう？マネ業そない疲れたん？今日…」


いや、どっちか言うと侑の視線…


貴「…まぁ、寝るわ」


咲「侑くんとなんかあったん？」


貴「…そんなわけ…ぁ…ゎ…いやろ」


咲「え？なんて？」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿


授業が頭に入ってこんかったせいか、いつもよりも早く放課後来てもうた。


貴「…帰ってええかな」


咲「行くで」


…逝ってきます、お母さん


母『はよ逝って帰っておいでや』


圧 倒 的 矛 盾

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