どういう事やねん 2【HQ】【宮侑】

4・すごろく１ ページ4

咲「さっきから挙動不審ちゃう？」


と、咲に言われる。


そんなことを聞かれる度に必死で誤魔化す。


咲「どこの店行くか提案ある？」



貴「どっ、どこに行こ？」


咲「それを聞いてんねんけど…んー、2年から制覇していく？」


貴「せやな！ほな次は1組？」



ということで、1組に行くことに。


"1年1組！ チーム対抗、罰ゲームあり！ すごろくゲーム！さぁ、1位になるのは？"


＿＿＿＿＿＿＿＿＿


貴「すごろくねー…運悪いねんな…」


咲「そんな悪かったっけ？」


貴「んー、中一の頃、すごろくで１か2しか出ぇへんかったことある」


咲「え、運悪っ、サイコロ振んのは任せて」


なんて会話をしながら1組の中へ入る。


ちょっとは落ち着いたかな…


女「あっ、お客様ですね！こちらです！」


店員さんに連れられて、スタートと書かれた場所へ移動させられた。


咲「1、2、3…5ペアくらい居んで」


スタート地点には、全然知らん人が2人1組になっていて、並んでいた。


貴「あー…最下位が罰ゲーム受けるってルールがあるから、数ペア必要やねんな」


最下位は、1位から何か罰ゲームを受けないといけないらしい。勿論内容は軽めで。


女「はい！では始めますね、まず＿＿」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿


咲「ほいっ！…あ、1や」


貴「咲も運悪いやん」


咲「いや、さっき"しゃーない任せろ！"とか言うて3回連続1出した人が何言うてんねん」


たしかに。ごめん、咲


女「あっ！イベントありのマスですね！」


貴「運ええんか悪いんか…」


咲「ええやろ！」


女「今から出す５問の問題を全て解けたら、10マス進めまーす！間違ったらマイナス10マスですよ、さぁイベント行いますか！？」


貴「咲、やめとこっか」


咲「何言ってんの？！するに決まってるやんか！10マス進めんで！」


間違ったらマイナス10マス戻らなあかんねんけど？！と思う私の隣で、行う！と言う咲。


嘘やろ…？


女「では勉強に関する問題です！教科は2年の数学です！」


咲「ごめん任せた」


貴「嘘やろ？！」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿


女「凄いですね！正解です！」


咲「あと1問やで！」


貴「よし、咲は何も言わんといてな」


咲「分かった！」


女「最後は、有名な宮治くんについての問題です！」


え、勉強から急に？…わかるかな…




女「ズバリ！治くんの好物は？！」




キタコレ！


貴「おにぎりや！」




女「飯(メシ)でした、10マスお戻りくださーい」


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