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1 師範と継子 ページ2

私の幼馴染は



とても強い



決して弱音を吐いたりしない



そんな幼馴染に



守られてばかりの私に



彼を守る事ができるのかな






「A!さっきからずっとぼけっとしているぞ!

大丈夫か!」



杏寿郎の屋敷で空を眺めていると急に視界が杏寿郎

の顔で埋め尽くされた



「うわっ、びっくりした...

杏寿郎か...」



煉獄杏寿郎



彼は私の幼馴染で鬼殺隊の柱だ



杏寿郎は私の師範でもある



私の足に目を向けると、杏寿郎は目を見開いた



「よもや!怪我をしているではないか!

蝶屋敷に行くぞ!」



さっきの鬼狩りでつけた怪我かな



気づかない程に小さなかすり傷だった



「いや、大した怪我じゃないし大丈、」



「Aは免疫が低いんだぞ!

そのままにしてはばい菌が入って熱でも出しては大

変ではないか!」



手を引かれ、蝶屋敷に連れていかれる








私は



小さい頃から体力も免疫力も無かった



だから、杏寿郎と同じ鬼殺隊になるって言った時は

杏寿郎も反対した



鬼殺に怪我はつきものだし



なにより体力



鬼の頸を斬る力はあっても長時間の戦闘はできない



そんな根本的に鬼殺隊に向いていない私が彼と同じ

所に身を寄せる理由は



彼に生きていて欲しいから



鬼殺隊に入ってるいる以上鬼を斬り、人を守って命

を落とすのはありえる話だ



幼馴染の私がお願いしたって鬼殺隊を辞めることは

しないだろう



だから、私が守るんだ









蝶屋敷に着き、杏寿郎の後ろをついて行く



豪快に扉を開けた先に蟲柱のしのぶさんがいた



今日も今日とて美しい...



「煉獄さん、もう少し扉を優しく開けてはどうでし

ょうか

扉がかわいそうですよ?」



確かに...この前なんて屋敷の襖を歪ませるくらいだ

ったもん



本人は話が聞こえていないらしく



「胡蝶!Aの怪我の手当てを頼みたい!」



と言った



杏寿郎に背中を押され、しのぶさんの前に立つ



「す、すみませんしのぶさん...

大した怪我でもないんですけど!」



しのぶさんなにこりと笑った



「大丈夫ですよ

Aさんの体質は煉獄さんから嫌と言う程聞いてい

ますので

嫌と言う程」



「は、はは...」



2回言ってくる時点で杏寿郎に何回も聞かされたんだ

ろうな...



「A!怪我の手当てが終わったら稽古をつけよ

う!」



「うん」

2 2人の仕業→←助言の声



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 短篇   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:fine | 作者ホームページ:http:///  
作成日時:2020年1月6日 13時

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