8 天秤にかける ページ8
「なんだぁ？？
鬼を連れた鬼殺隊員だと聞いて派手なやつだと期待
したんだが...地味な野郎だなぁおい」
「うむ！これからその少年の裁判を行うと！
なるほど！」
「(鬼になった妹とずっと庇っていたなんて
素敵な兄弟愛...健気だわぁ〜)」
「な、んだこの人達は、っぃ」
炭治郎が口を開くと、隠の方は炭治郎の頭を地面に
押さえつけた
思わず足が動き出す所だったけど、不死川さんの顔
が浮かんでぐっとこらえた
「口を挟むな馬鹿野郎！
誰の前にいると思ってんだ！
柱の前だぞ！！」
炭治郎は遠くにいる私と冨岡さん以外の柱達を見て
困惑しているようだった
「ここは鬼殺隊の本部です
貴方は今から裁判を受けるのですよ
...竈門炭治郎くん？」
しのぶさんは炭治郎を見下ろしてそう言った
「裁判を始める前に君が犯した罪の説明をし、」
「裁判をする必要ないだろう！」
しのぶさんの話の途中で口を挟んだのは
炎柱の煉獄杏寿郎さんだった
風で炎のような髪が揺れる
「鬼を庇うなど、明らかな隊律違反！
我らのみで対処可能！
鬼もろとも斬首する！」
そんな...
「ならば俺が派手に首を斬ってやろう
誰よりも派手な血しぶきを見せてやるぜ
もう派手派手だ」
煉獄さんに続いて宇髄さんがそう言った
「(ええ〜こんな可愛い子を殺してしまうなんて
胸が痛むわ、苦しいわ)」
「みすぼらしい子供だ...
生まれてきたこと自体が可哀想だ...」
炭治郎は辺りを見回していた
きっとここにいない禰豆子ちゃんを探しているのだ
ろう
「お前...柱が話しているのにどこを見ている
この方達は鬼殺隊の中で最も位の高い剣士だぞ」
「柱...」
すると炭治郎は
「禰豆子！
禰豆子！...どこだっ！！」
そんなに動いたら怪我が...
1歩踏み出してしまった時
「そんな事より冨岡とAはどうするのかね」
蛇柱の伊黒さんは木の上から話す
そんな所にいたんだ...
そうだよね、私も冨岡さんも何かしら罰を受けなけ
ればならない
「拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが
胡蝶めの話によると隊律違反は冨岡もAも同じだ
ろう」
鬼を庇い、逃がした罪はきっと重い
「どう処分する、どう責任を取らせる
どんな目にあわせてやろうか
...何とか言ったらどうだ、冨岡、A」
伊黒さんは私達の方を指さす
炭治郎と目が合って、とても申し訳なさそうな顔を
していた
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葉月(プロフ) - うみひなさん» コメントありがとうございます〜！続き作成中です、是非見てくださいね(,,･ω･,,) (2020年1月27日 8時) (
レス) id: 285b2a1083 (このIDを非表示/違反報告)
うみひな - 夢主、可愛くてタイプです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月25日 11時) (レス) id: 707b4bde26 (このIDを非表示/違反報告)
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