7 ごめん ページ7
私は帰って来るなり不死川さんの屋敷に向かった
私の帰りを知らせるために
玄関の前に立つと扉が開く
「うわ!」
急に視界が真っ暗になった
隙間から見えたのは不死川さんの顔
どうやら私は不死川さんの大きな右手に顔を掴まれ
ているらしい
「怪我はないみたいだなァ...」
「ぶ、無事に帰ってきました!」
でもなんか怒ってらっしゃる...?
やっと不死川さんの手から解放されると
「てめェ、鬼を連れた鬼殺隊士を庇って逃がしたら
しいじゃねェかァ?」
ずいっと顔を近づけてそう聞いてくる不死川さん
「ひぃっ...そ、そんな事した、っけ?」
「正直に言えェ」
不死川さんが鬼にとてつもない恨みを持っているの
は知っている
彼の逆鱗に触れてしまった私
「に、逃がしまし」
「てめェ!!鬼は鬼だァ!お前のすべき事は鬼を殺
してその鬼殺隊士を拘束する事だったんだァ!」
「っ、」
私が言葉を言い切る前に胸ぐらを掴まれた
不死川さんは心底私を軽蔑するような目で見る
「お前には呆れたぞォ...?
俺の継子に、
鬼を逃がすようなやつがいたとはなァ」
不死川さんの期待に添えなくて、
不死川さんの顔に泥を塗るような事をして、
「ごめ、んなさ...」
炭治郎だったから
禰豆子ちゃんだったから
どうしても刀を向けられなかったの
「...泣いてんじゃねェよ」
強引に涙を拭われ、少し痛かった
それでも優しかったんだ、温かかったんだ
私の涙を拭う、
不死川さんの手
「お前は柱だァ、俺と同じ」
「は、い...」
「鬼殺隊の誰よりも強いからこそ、責任は重い
それを理解しろォ」
「はい!」
「俺は少し用事がある
お前は先にお館様の屋敷に行ってろォ」
そう言って私の横を通りどこかへ行ってしまった不
死川さん
背中が見えなくなるまでぼーっと見つめてた
早く柱合会議に行かなきゃと私も歩き出す
私が来た頃には不死川さん以外の柱が揃っていた
離れ所に冨岡さんが1人でいた
私はその隣りに立つ
地面に横たわり、拘束されている炭治郎を見つめた
炭治郎の傍には隠の方がいて
全く起きない炭治郎に隠の方は
「いつまで寝てんだ!
さっさと起きねぇか!」
そう言うと炭治郎は目を開いた
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【大正コソコソ噂話】
「俺とAは3歳差なんだ!」
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葉月(プロフ) - うみひなさん» コメントありがとうございます〜!続き作成中です、是非見てくださいね(,,・ω・,,) (2020年1月27日 8時) (レス) id: 285b2a1083 (このIDを非表示/違反報告)
うみひな - 夢主、可愛くてタイプです!続き楽しみにしてます! (2020年1月25日 11時) (レス) id: 707b4bde26 (このIDを非表示/違反報告)
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