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21 追憶の終わり ページ21

鬼の頸は下に落ちて、体も崩れていった



私はその場に座り込んで、堂々と立っている白い髪の男の人を見つめた



白い羽織、その背中には大きく"殺"の文字



緑色の刀...不思議な模様が刻まれていた



こちらをチラリと見た目は思わずたじろぐほど気迫に満ちていた



「貴方は、誰?」



私は男の人の羽織の袖を掴んだ



「鬼を、貴方みたいに滅するには、どうしたら」



「...俺は、鬼殺隊だァ」



きさつたい?



「てめぇこの家に1人かァ?

親はいないのか」



「...鬼から、お父さんとお母さんは私を守ってくれ

たの」



もし、私があの時この人みたいに鬼と戦えたら



お父さんとお母さんはいなくならなかったのかもしれない



「貴方みたいに、なりたい」



そう言うと鋭い目つきでまたこちらを見てきた



その瞳に私が映る



「今から言う人の所へ行くんだなァ

お前を育ててくれる人だァ」



「分かりました」



「次会う時は、お前が鬼殺隊士になってからだァ」







それから、炭治郎に手紙を書いて、不死川さんが教えてくれた育手の元へ向かった



鍛錬は決して楽なものでは無かったけど、風の呼吸の型を全て出来るようになった時はとても嬉しかった



不死川さんと再会出来るまで、鬼を滅する毎日



ある日、鬼殺隊本部に呼ばれ行ってみると



「よう、久しぶりだなァA」



変わらず不死川さんはいた



何故かとても懐かしくて、涙が零れた



「俺の継子になれよォ」



「はい!早く不死川さんと同じくらい強くなりま

す!」



「随分生意気になったなァ?」



「あいたっ」



「まずは屋敷の庭、限界まで走れェ!」



「えぇ〜??」





______________________________




「おい、帰るぞォ

泣いてると思ったら今度はニヤニヤしやがってェ」



頬を引っ張られて自然と距離が近くなった



「痛いれふ」



「...おはぎ」



「はい?」



「...お前のおはぎ食わせろォ」



「りょ〜うか〜いしました〜!!

餡買いに行かなきゃ!」



少し照れた不死川さんが可愛くてつい張り切っちゃうと頭を思い切りぺちーんと叩かれる







少しずつ、自分が人じゃなくなっていくことも知らずに

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葉月(プロフ) - うみひなさん» コメントありがとうございます〜!続き作成中です、是非見てくださいね(,,・ω・,,) (2020年1月27日 8時) (レス) id: 285b2a1083 (このIDを非表示/違反報告)
うみひな - 夢主、可愛くてタイプです!続き楽しみにしてます! (2020年1月25日 11時) (レス) id: 707b4bde26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月 | 作者ホームページ:http:///  
作成日時:2020年1月4日 21時

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