昔話は好きですか? ページ6
キヨ side
「キ〜ヨ〜」
その言葉と共に俺の視界は真っ暗になった
Aの手で目を覆われている
内心宇宙一可愛いな俺の彼女とか思いながらも
キ「何だよ」
通常運転な俺
手ぇいい匂いすんな
「心の準備はいい〜?」
キ「何か知らんがいいぞ」
「Aちゃんの浴衣姿だよ〜」
キ「お、おう」
一瞬ドキッとしてしまった
Aの手が無くなると、目の前に現れたのは俺が選
んだ浴衣を着たAがいた
「えへ、似合う...かな?」
そう言ったAの顔から少し不安を感じ取った俺は
「わっ」
キ「俺が選んだんだから似合うに決まってるだろ」
Aの腕を掴んで自分の方に引っ張った
ぽすんと収まるAの体
「も〜キヨってば照れ隠し〜?そんなに似合って
た〜?」
お前が照れてるんだろ
そう心の中でツッコミを入れた
ポケットからあるものを取り出して、Aの髪にく
っつける
キ「頭、触ってみ」
「んえ?...お?」
キ「その浴衣と相性いいと思って買っといた」
Aは鏡を持ってきて自分の髪についた簪を見た
「わ〜!可愛い〜!ありがとうキヨ〜!」
キ「子供かw」
俺の腕をぶんぶん振って喜ぶAがめちゃ可愛いん
だが
「花火大会楽しみ〜!早く明日になんないかな〜」
花火大会か
こいつと初めて行った花火大会は地元のだったな
高2の夏
少し昔話でもするか
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