10 さすがは幼馴染 ページ11
ああ、彼は
浦島坂田船のメンバーのさかたんだったんだ
通りで声が懐かしいと思った
見つめあって数秒、彼から話しかけてくる
坂「元気そうでよかったわ」
「...う、うん。さ、坂田さんも」
坂「っ、」
坂田さん、なんて
1回も呼んだことない
変じゃなかったよね？
さっきは思わず優なんて昔の呼び方が声にでてしまった
重い空気になってるのを察した私は一礼して部屋を出ようと扉のドアノブに手をかけるけど
後から視線をとても感じ、胸がちくちくして
今にも泣いてしまいそうだった
る「俺も帰るわ〜A行こか」
「え、あ、うん...」
光に手を引っ張られ、部屋を後にした私
光の車に乗って、助っ席で私はぼーっと外を眺めいた
坂田、さん
これからは坂田さんだ
る「俺、Aの味方やよ。今までもこれからも」
「...ありがとう」
さすが幼馴染って感じで
光の程よい距離感は心地よくて
この心の距離が丁度いい
サングラスをかけて車を発進させる光の横顔を見て、光が幼馴染でよかったと思う
る「美味しいものでも食べにいこう」
「焼肉焼肉！」
る「いっぱい食べたら豚になるで？」
「いーの！今日は！光の奢りだもんねー？」
る「いや、割り勘やんな？」
「いや、奢りでしょー！」
る「しゃーない、優男の光さんが奢ったる」
「いえーい優男ー(棒)」
る「心こもってないなぁー奢ってやらんっ」
「え、ごめんなさい光！優しい光くんや！」
る「はいはい〜高級焼肉食べに行きましょか」
光は優しくて
「行こー！」
る「元気なのが1番やで」
かっこいい
「るすきゅん...ﾄｩﾝｸ」
る「...きも」
「聞こえてんぞサングラス割るぞ」
る「Aなら本気で割りそうやな恐ろしい」
そう言って外したサングラスを私にかけさせた
...でかい
る「ぶっは...似合ってへんな〜」
「そこ、うるさいぞ」
今日は、坂田さんの事を忘れて楽しんだ
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ぜひ評価をぺこ ＜(＿ ＿)＞
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