【短編】- 涙の答え -

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大倉side








村「 丸、顔色悪ないか？ 」

丸「 ちょっとな... でも大丈夫 」








丸の体調不良は治ることはなく
治るどころか3日経っても変わらず

俺が病院行けなんて言っても
聞かない無理は毎日無理をしていた









丸「 ちょっとトイレ... 」

横「 まる！歩けてないで 」










トイレと言って立ち上がった丸はフラフラ

頭を押えて真っ直ぐ歩けてない

慌ててみんなが支えに行った










村「 病院行ってこい 」

安「 まる、行かな練習もできへんやろ？ 」

「 みんなも言うてるやんか 」

丸「 ...大丈夫やから... 」




横「 あかん。いくで 」










横山くんが無理やり丸を引き連れて
嫌がる丸をみんなで引っ張って
病院へ連れていこうとすると
やっと丸が口を開いた








丸「 ちゃうねん！... 僕のせいやねん 」

村「 なにがやねん 」

丸「 ... この体調不良は僕のせいやねん 」








丸のせい...？

何を言うてるん...？








横「 どういうこと？ 」

丸「 ...薬、飲んでないねん... 」








そういえば最近、丸の薬飲む姿を見てない...

なんで気づかれへんかったんやろ...








丸「 離脱症状...
薬を急にやめたら起こるってネットにも書いてあった 」


村「 なんで飲んでへんねん 」

安「 お医者さんに言われたの？ 」









安の言葉に首を横にふる丸









丸「 ...大倉、ごめん
俺やっぱり大倉と離れるのが怖い... 」


「 丸、まさか... 」


丸「 ... わかっててん 」









それからみんなにも分かるように説明を始めた丸

俺のことが見えなかったこと

この前の俺の嘘が丸にはバレていた

やから、薬を飲まずに離脱症状が...









丸「 長年一緒にいると嘘ってわかんねんなぁ... 」

「 丸... ごめんな 」








丸のせいちゃう。これは俺のせいや...

俺が嘘ついたから丸は...

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