【短編】- 涙の答え -

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横山side






「 やす、痩せすぎやろ 」


安「 う〜ん... 食べてんねんけどなぁ.. 」








... まぁ、生きてるだけ一安心やな








安「 ...2人とも怒ってる？ 」


村「 怒ってる！連絡くらいせぇや 」








言葉とは裏腹にゲラゲラ笑うヒナ








「 しんどかってんな、ええよ 」


安「 ... ごめんっ .. 」







今まで貯めてきたものが崩壊したかのように
涙を流し始めた安








安「 僕... 耐えれへんかった...
俺やって、大倉に会いたいねん...」


村「 ...しんどい時はしんどいでええねん
いっぱい泣いたらええよ 」









今日は丸も大倉もいない

大倉とはプライベートでも特に仲の良かった安

必死に大倉の死に向き合ってる時に
丸のあの姿見たらなぁ...

優しい安やから耐えてたけど耐えれへんかってんな










安「 2人とも凄いなぁ...
僕、どうしても信じてあげれへん... 」



村「 こいつだけやで！？
俺かてまだ信じてへんよ 」




「 俺も信じきれてるかどうかわからへんで？
でも、俺は信じるとか信じへんとか気にしてないねん 」








こんな話真面目に語るのおかしいやろ





...けど、たまにはええやろ...











「 俺は丸が、現実をどうやって受け入れて
乗り越えていくかの方が大事やと思うねん
大倉が死んだことも多分あいつ考えれてないやろ 」




村「 ... せやなぁ 」




「 丸が現実を受け入れていくには、まずは俺らが丸を受け入れなあかんのちゃうん？ 」









きっと丸は今、大倉が死んだことを忘れている



それが丸の幻想かほんまに見えるのかは分からへんけど
それを支えるのがメンバーやろ









村「 安、今の気持ち丸に伝えてみたらええやん
大倉に会いたかったんやろ？会いに行こう」



安「 ... 丸、怒ってるかなぁ 」



「 ...多分すぐ来ると思うで？ (笑) 」








安が落ち着くまでひと通り話したあと
丸に電話すると秒で出た丸


そのまま3人で待ち合わせ場所へ向かった

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