加州清光 ページ3
博物館はクーラーがフル活用されていて、ヒリついた体を癒してくれた。
『あ、Aちゃん！こっちこっち！！』
敦子おばさんが手を振ってくれている。
私は駆け足でおばさんの元へと歩み寄り、ゲスト用の侵入禁止域立ち入り許可ネームタグを首から下げた。
『この前Aちゃんに話してたものがやっと修復終わったのよ〜これから展示するんだ〜』
「お疲れ様です。おばさんはいつも手際よく修復していて、憧れです。」
『あらありがとっ』
他愛のない話をしておばさんの修復した絵をを見ていると、一つだけ気になるものが視界に入った。
「…あれは？」
『ん？あぁ、あれは昔沖田総司が所持していたとされてる【加州清光】って名前の刀よ。これもそのうち展示するわ。』
「え、いや、あの…」
え、見えてない…の？
『ん？なんか気になることあった？』
「いえ！なんでもないです…」
…この刀、なんか光ってない？
光の当たり具合とか、そういう問題じゃなくて、ほら、なんか…おかしい…よ？
疑問を抱えたまま、おばさんとまた少し話して、お土産を頂いて、自転車に乗った。
私は別に見える体質ではないし、そんな強い力をもった先祖もいない。ごく普通の、女子高生。
「でも、あれは、絶対…」
モヤモヤした気持ちを抱え、家に着いた。ついさっき切ったクーラーは自然の熱で熱せられ、また元のあっつい空気が私を覆っている。
さっきと同じようにクーラーを入れ、ソファに座り、天を仰ぐ。普通のLEDライトが視界に入る。
「さっきの、なんなんだろう…」
ポツリと呟いて、暫くの思考停止。考えても無駄だと言うことが結論として出たため、私は潔く昼寝をすることを決めた。
まだお昼の14:00。1時間くらい寝ても大丈夫。夕飯作るのに支障はない。
そう思いリビングを後にして、寝室へ向かう。言い忘れていたが私の部屋は3LDK。最寄りまで徒歩5分、築7年のなかなかいい物件。父と母と一緒に住んでいたところだから、今では家が広く感じる。
寝室という名の自室のベッドにDIVE。おふとぅんは最高だ。至福だ。
ゴロゴロしてベストポジション、略してベスポジを探しているときに私は気づいた。
私のベッドの中に、先客が、いるらしい。
「！？！？！？！？！？！？！？！？」
落ち着け私はJKだ。まだ穢れをしらない。
まだ穢れをしらない…！！！
え、いやほんとにどなた？
掛け布団をめくってみると、得体の知れない美少年が穏やかな寝息をたてていた。
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幻の林檎(プロフ) - 雪兎さん» ですよね！！イベントやばすぎます（吐血）尊すぎて見た瞬間「んん”！？」ってなりました(( (2019年1月9日 18時) (
レス) id: 14b00b653e (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 幻の林檎さん» 読んでいただきありがとうございます…！！本当に嬉しいです(*´ω｀*)これからものびのびと書いていきますのでよろしくお願い致しますっ！（今のイベやばくないですか尊すぎて鼻血） (2019年1月9日 0時) (レス) id: 7e71670f1d (このIDを非表示/違反報告)
幻の林檎(プロフ) - ふ、風呂場（鼻血）←楽しく見させてもらっています！これからも更新楽しみにしています！！ (2019年1月8日 23時) (レス) id: 14b00b653e (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 、さん» お知らせしていただきありがとうございます…！不快に思わせてしまい誠に申し訳ございません。次から気をつけます… (2018年7月23日 15時) (レス) id: 8fe4c20ee7 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月23日 7時) (レス) id: c9f9a080b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪兎 | 作成日時：2018年7月23日 6時
