憂うヒーローは。 ページ9
そして現在に至る訳だが、かわいいやつって思うのは見た目があるからだ。
見た目が九割をカバーしてる。
「人使くん？魂でも飛んでったかい？」
「ん？嗚呼、ちょっと野暮用を思い出してた。」
「大丈夫なのかい？その用とやらは。」
「大丈夫だ。」
心配はしてくれる優しい奴なんだが.......。
とにもかくにも、こいつはあまりに変なやつだから、思い出すのにも一苦労だ。
全く。
「あれは、馬鹿な妹がいるねぇ。」
Aが言う方向を見てみると、少し人だかりができている。
その中心にいる人物の姿は見えないが、Aはわかっているらしくすぐ様嫌悪感を示す。
だがまあ、俺も知っている。
あそこにいるのは、Aの妹だ。
「やだやだ、反対方向に行こう。」
どんだけ嫌いなんだよ、と思いながら別方向に向かう。
でも、Aが妹に馬鹿にされているところは幾度となく見たことがあるので何も言わない。
それより衝撃的なのは、こいつが妹の名前を覚えていなかったことだ。
今でも覚えていない。
というか、こいつから出る名前はイレイザーヘッドと俺の名前くらいだ。
ちょっと、やばくないか。
「ラーメンがのびるよ、あんなのをみていたら。」
「そんなに嫌いか？」
そう尋ねると、むすっとして答える。
あ、その顔は可愛いな。
「嫌いと言うよりは、あいつといると面倒くさいだろう？」
それもそうだと納得しながら、飯を食う。
Aは意外と食べるのが早いから、嫌になる。
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雨水無月(プロフ) - にゃんぱすさん» ありがとうございます！好きって言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月31日 10時) (
レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぱす - この小説とても好きです (2018年12月30日 23時) (レス) id: ac528e5cb0 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - みみんさん» つまったではなく、なじったですね。コメントありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
みみん - 「詰った」って「詰まった」じゃないんですか？ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 8ad0049e30 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - KAREN(´･ω･｀)さん» コメントありがとうございます！神小説だなんて、嬉しいです！！これからも更新頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2018年12月19日 19時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨水無月 | 作成日時：2018年8月11日 22時
