相席ヒーローは。 ページ42
「というわけで自己紹介な！俺、上鳴電気でっす！」
「瀬呂範太でっす！」
「.......ﾁｯ。」
「こっちが爆豪勝己な。」
俺は二度目に見る美人に目を見張る。
美月ちゃんと同じような、と思っていたがぜんっぜん違う。
「雪城A。知っているとは思うけど、君らのクラスにいる同姓のやつと双子だよ。」
「心操人使。」
普通科のやつと絡むのは何気初めてな気がする。
緊張はしていないが、知り合いの切島以外は微妙な空気だ。
「で、何をすればいいのかねぇ。」
「無理やりこんなことになっちまってすまん.......。」
「人使くんがいいなら、僕は別にいいからねぇ。」
「なんなん、お前ら付き合ってんの？！」
紹介して欲しいとか言っておきながら、もう既に付き合っているのだとしたら意味が無い。
まあ、ただのナンパなんだけども。
「付き合ってない、残念ながら。」
ふん、鼻を鳴らす心操はAちゃんが好きなんだと一瞬で気がつく。
「付き合うというか、付き合ってもらってるが正しいねぇ。」
「そういう意味じゃない。」
「は？」
どうやらAちゃんはだいぶ鈍感らしい。
まあ、Aちゃんが言っていることも事実ではあるのだろうけど。
「じゃあファミレスも満喫したし、僕はそろそろお暇しようかな。」
「早くない？まだ俺らとお話しよーよ。」
そう言ってAちゃんを引き止める。
少し興味を持った、というのも妹の美月ちゃんからだけど。
「ごめんねぇ。君たちも知ってるだろうけど、最近馬鹿な妹が登校してないだろう？」
確かに、美月ちゃんは体育祭以来学校に来ていない。
「その件で、阿呆な両親から話があるらしくてね。さっき思い出した。」
さっきかよ！
抜けてるところがあるの、ちょっと可愛いなあなんて思ったり。
というか、阿呆ってなんだ阿呆って！
「だから帰らなきゃ。」
「.......なんで美月は学校に来てねぇんだ。」
爆豪が口を開く。
震えちゃうくらい怖いんですけど。
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雨水無月(プロフ) - にゃんぱすさん» ありがとうございます！好きって言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月31日 10時) (
レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぱす - この小説とても好きです (2018年12月30日 23時) (レス) id: ac528e5cb0 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - みみんさん» つまったではなく、なじったですね。コメントありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
みみん - 「詰った」って「詰まった」じゃないんですか？ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 8ad0049e30 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - KAREN(´･ω･｀)さん» コメントありがとうございます！神小説だなんて、嬉しいです！！これからも更新頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2018年12月19日 19時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨水無月 | 作成日時：2018年8月11日 22時
