圧倒されるヒーローは。 ページ15
「ごめんねぇ。」
雪城姉がそう言って、まず倒れたのは麗日お茶子。
容赦ないな、確か女子には五割くらい優しかった筈だが。
そして周りはその行動への理解が遅かった。
まだ気づいていない。
ダメだなこれは。
「お、お姉ちゃん？！何やって.......「お前はそのうるさい口を閉じれないのかなぁ。」！！」
やはり多少の実力はあるのか、雪城妹は避けた。
因みにもう訓練は始まっている。
ちょうどピッタリに開始した雪城姉は、恐るべしだ。
次に倒れたのは口田甲司、砂藤力道、峰田実。
そこはやはり手加減がなかった。
やっと異変に気づいたのか、次々と臨戦態勢になる。
「おま、奇襲か？！酷くね？！」
「えぇ〜とっくに訓練開始時間だったよねぇ？先生。」
「そうだな、準備してなかった方が悪い。」
「先生？！」
やはり俺の個性を使うか、雪城姉。
瞳孔が開いてんぞおい。
雪城姉の強みは、個性だけではなくその驚異的な身体能力と頭の良さにある。
俺の個性が使いこなせれば、元々の能力が同等、もしくはそれ以下のものは倒せるのだ。
自分より力の勝るものは、奇襲で倒せばどうにかなる。
「ん〜、レーザーくん。目の前にいられるとやだな。」
青山優雅が一瞬で倒される。
その後に続き、尾白猿夫、瀬呂範太、障子目蔵が脱落。
多少不機嫌だったとはいえ、想像以上に暴れる雪城姉。
「女の子ばっかり残っちゃって、やだねぇ。」
その宣言通り、耳郎響香、芦戸三奈、蛙吹梅雨とどんどん気絶させる。
軽く恐怖を覚えるくらいだ。
反応が遅いものからどんどんやられていく。
誰もまだ、反撃ができていないところがダメだな。
「雪城、やり過ぎじゃないか？」
「ん〜、赤白頭くん。それは、授業放棄かい？なら別にいいけど。」
「.......お前は、的を得た発言しかしないな。」
轟か。氷を使われたら、ぴょんぴょん跳ね回る雪城姉に不利になるな。
「どうなってやがる！あんの美月の姉貴はなんなんだよ！」
爆豪が無闇矢鱈に爆破してるが、それじゃあ敵の思うつぼだ。
「うるさいなぁ、爆破。」
爆豪の目の前まで行くと、驚く暇も与えず爆豪を顔面を爆破した。
威力は、気絶するギリギリを攻めた完璧なコントロールだった。
爆豪への攻撃により、その場が一瞬凍りついた隙を見逃さず、次の行動に移るA。
それにより、常闇踏陰、葉隠透が戦闘不能。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨水無月(プロフ) - にゃんぱすさん» ありがとうございます！好きって言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月31日 10時) (
レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぱす - この小説とても好きです (2018年12月30日 23時) (レス) id: ac528e5cb0 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - みみんさん» つまったではなく、なじったですね。コメントありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
みみん - 「詰った」って「詰まった」じゃないんですか？ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 8ad0049e30 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - KAREN(´･ω･｀)さん» コメントありがとうございます！神小説だなんて、嬉しいです！！これからも更新頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2018年12月19日 19時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨水無月 | 作成日時：2018年8月11日 22時
