驚くヒーローは。 ページ13
今俺は、将来オールマイトさんを超えるであろう個性を持った厄介なやつと歩いている。
普通科で、才能の塊でありながらヒーローになることを望まないやつ。
でもまあ、そんな奴を周りがほっとくわけもなく毎日俺はこいつの勧誘に追われている。
その度に断られるわけだが。
しかし、今日は何故かヒーロー基礎学をやらないかという誘いに乗ってきた。
ヒーロー科に入ると言った訳では無いが、槍でも降ってきそうなレベルで珍しい。
「雪城。」
「何ですか？」
「お前、熱でもあんのか。」
「ありませんよ。」
さっき言ってきたのは、馬鹿な妹に喧嘩を売られただっけか。
雪城姉はうちのクラスの雪城妹を尽く嫌っている。
原因は、何となくわかるが。
A組への転科は嫌な要因の一つは、それだろう。
「喧嘩売られたって、具体的になんだ。」
「忘れました。」
どうでもいい事は忘れる主義。
合理的であって、そうでない。
売られた喧嘩の内容は、少なからず必要じゃないか？
「強いて言うなら、どうでもいい事に大切な人使くんとの時間を取られました。」
「そうか。」
雪城姉は、普通科の心操人使を凄く気に入っている。
理由は不明。
あいつもヒーローに見合った実力を持っているが、試験内容のせいで受からなかった逸材。
心操人使と共に転科させるという条件を提示すれば、八割くらい雪城姉の気持ちは傾くだろう。
そうはいかないのが現実だが。
「そろそろ着くが、その格好でいいのか。」
「着替える必要性、ないですよね。」
ぶっちゃけない。
強すぎて、キャパが未だわからないこいつの個性にはコスチュームなど不要。
状況によって変化する特性の個性には、寧ろコスチューム自体が邪魔になるだろう。
制服も女子の癖にズボン。
戦うという訳でもないのに。
「それもそうだな。」
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雨水無月(プロフ) - にゃんぱすさん» ありがとうございます！好きって言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月31日 10時) (
レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぱす - この小説とても好きです (2018年12月30日 23時) (レス) id: ac528e5cb0 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - みみんさん» つまったではなく、なじったですね。コメントありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
みみん - 「詰った」って「詰まった」じゃないんですか？ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 8ad0049e30 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - KAREN(´･ω･｀)さん» コメントありがとうございます！神小説だなんて、嬉しいです！！これからも更新頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2018年12月19日 19時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨水無月 | 作成日時：2018年8月11日 22時
