気まぐれヒーローは。 ページ11
「ちょっと待て。実の妹にそれはないんじゃないか？」
やめとけ轟焦凍。
いくらお前でも、跡形もなく消されるぞ今のこいつには。
「血の繋がりなんて関係あるか？僕がどうでもいいなら、どうでもいいことに変わりない。」
Aがそう言えば、少し怯んだ轟焦凍。
こいつ確か、エンデヴァーと不仲説あったな。
知らないけど。
「それに、紹介されたところで覚えてなんてられないよ。」
それは、事実だな。
あと、Aの語尾が〜ねぇと間延びしなくなったら危険信号赤をマークしてる。
「そうか。まあよろしく頼む。美月、行こう。」
「うん！ばいばいお姉ちゃん！」
何がなんだかわからないまま、去っていった二人。
「何しに来たんだ、面倒くさい。」
「全くもって同感だ。」
最近は出てなかった深いため息をつくと、ふらふらと歩き出す。
危なっかしい。
「まあどうせ、自慢に来ただけだろうけど。」
そんなことを言いながら、妹が面倒くさい事をしに来た以外の情報を五分後位には忘れてる。
Aが忘れる事は、Aにとってどうでもいい事でしかないという事だ。
俺はどうでもいい事じゃないという事だし、妹はどうでもいいらしい。
妹が面倒くさい人間だという情報以外は。
「ふわぁあ、午後はサボろうか。」
機嫌がまだ治らないらしく、サボり発言までしてきた。
そんな時、だった。
「雪城。」
相澤先生が登場した。
これはやばい。
「何ですか？」
「午後の、ヒーロー基礎学に出てくれないか？」
それはダメだ先生！
こいつは授業をサボろうとしているくらい機嫌が悪いんだ！
今その話題を出すのは地雷だ！
「え〜。まあいいでしょう、今日は。馬鹿な妹に喧嘩も売られましたし。」
「は？」
「え？」
先生と俺の声が重なる。
今日は絶対、厄日かなにかだ。
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雨水無月(プロフ) - にゃんぱすさん» ありがとうございます！好きって言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月31日 10時) (
レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぱす - この小説とても好きです (2018年12月30日 23時) (レス) id: ac528e5cb0 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - みみんさん» つまったではなく、なじったですね。コメントありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
みみん - 「詰った」って「詰まった」じゃないんですか？ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 8ad0049e30 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - KAREN(´･ω･｀)さん» コメントありがとうございます！神小説だなんて、嬉しいです！！これからも更新頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2018年12月19日 19時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨水無月 | 作成日時：2018年8月11日 22時
