魅了されたヒーローは。 ページ2
これは私が紡ぐ、一つの物語。
ガヤガヤと騒がしい教室は、現在昼休みという事もあってさらに喧しさが増している。
俺も食堂にでも向かうか、そんなことを考えていたら右耳側から声が聞こえる。
「人使くんや、ぼくを食堂まで運んでおくれ。」
俺の視界の中に急に現れたと思ったら、目の前に来た。
そんな掴めないやつにそう言われる。
それももう、だいぶ日常と化してきた。
「自分で歩け。」
「え〜めんどくさいよねぇ.......。」
しゅんっとされると、なんとも言えない罪悪感に襲われる。
まあ、理不尽な事を一方的に押し付けられているだけだが。
「.......はぁ、乗れ。」
「わーい、ありがとうねぇ。」
今日もこうしてこいつをおんぶして、存分に甘やかしている訳だが.......俺も一応思春期真っ只中の男子だ。
おんぶするとその.......当たるわけで。すごく恥ずかしい。
それにこいつのは高校一年とは思えないくらい成長してる。
おかしい。
「人使くんはいい匂いがして落ち着かないねぇ。」
褒めてんのか貶してんのかわかんない事言うな。
あと、頭に顎を乗っけるな。
首に当たるんだよ馬鹿。
「もう着くから降りろ。」
「はぁい。」
こういうと大人しく降りるもんだから謎だ。
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雨水無月(プロフ) - にゃんぱすさん» ありがとうございます！好きって言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月31日 10時) (
レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぱす - この小説とても好きです (2018年12月30日 23時) (レス) id: ac528e5cb0 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - みみんさん» つまったではなく、なじったですね。コメントありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
みみん - 「詰った」って「詰まった」じゃないんですか？ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 8ad0049e30 (このIDを非表示/違反報告)
雨水無月(プロフ) - KAREN(´･ω･｀)さん» コメントありがとうございます！神小説だなんて、嬉しいです！！これからも更新頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2018年12月19日 19時) (レス) id: 6950f1f86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨水無月 | 作成日時：2018年8月11日 22時
